第 2 号 2025/1/13 刊 ▲ 雪男の記事一覧
― ゲーテ 『あこがれ』 より
突然、私が、きらめく星になる
「あんなに近くて、遠く輝くものは、何?」
その光を眺めていて、驚き、
そして私は、足元に、うち伏した
その時の、私の幸福といったら!
■ 連続小説 ― アレックス (2) ―
「くのいち」 になったような気分で、教えられたアイツの家に上がり込む
狂暴だという犬だけが出迎えてくれたが、何やらアタシを疑っているみたい
ニオイは変わんねえぞ、たぶん、それに見た目も
犬は う”ー と唸ってばかりでアタシに近づこうとしなかった