お寺の簡単な自己紹介
はじめまして。柏崎にある西方寺というお寺です。
これからnoteを始めるにあたって、少しだけ西方寺の紹介をしたいと思います。
京都の東本願寺を本山とする真宗大谷派に属しています。
西方寺が現在の場所に拠点を構えたのは、約420年前、戦国時代の末期。
その前には小千谷市の片貝地区、上越市の頸城地方、長野県…とお寺を転々と移動してきたと言われています。
お寺が移動するというのは、今ではほぼ考えられないですが、江戸時代までは戦乱などもあり、様々な事情で移動するということもあったようです。
実は同じ市内に「西方寺」は2ヵ寺ありまして、たまに間違えて違う西方寺さんに行ってしまう方がおられます(苦笑)
識別するために地名を付けて、「北条の西方寺」と呼ばれることが多いかもしれません。
現在の本堂は約220年が経過しており、その間には戊辰戦争時には、幕府軍、新政府軍が移動の途中で宿泊していったとか、太平洋戦争時には東京からの疎開児童が本堂で生活をしていたとか、大変な時代をくぐり抜けてきました。
そうしたお寺という拠点も、時代とともに徐々に人が集まる機会が減っていっているのが寂しいところです。新型コロナウイルスの流行も拍車をかけてしまいましたが、それでもまた違う形でお寺を使っていくことができればと思っています。
お寺の日常や考えていることをnoteでも綴っていければと思います。
よろしくお願いします。