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自由自在な世界国パスポート。

■パスポート自由度ランク。
・最近のニュース、「『2025年版・パスポート自由度ランク』、199ヵ国・地域中ベトナム91位、シンガポール首位、日本2位」。
・コンサルタント会社ヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)は「世界199ヵ国・地域のパスポートおよび世界227か国・地域の渡航先を対象とした同ランクを発表」した。

■入国できる国の数を指数化。
・同ランクは「査証(ビザ)免除または到着ビザ(アライバルビザ)で入国できる国の数を指数化して順位を付けたもの」。
・「ベトナムのパスポートのビザ免除国数は51ヵ国で、前回のランキングに比べて1ランク後退し91位となった。日本はビザ免除国数が193ヵ国で世界2位」に立っている。
・東南アジア各国の世界ランキングは以下の通りとなっている。
【東南アジア2025年版・パスポート自由度ランク】
 -1位:シンガポール(ビザ免除国数195か国)。
 -12位:マレーシア(同183か国)。
 -20位:ブルネイ(同166か国)。
 -51位:東ティモール(同97か国)。
 -61位:タイ(同82か国)。
 -66位:インドネシア(同76か国)。
 -75位:フィリピン(同67か国)。
 -89位:カンボジア(同53か国)。
 -91位:ベトナム(同51か国)。
 -93位:ラオス(同49か国)。
 -94位:ミャンマー(同46か国)。

■国境モクバイ。
・余談、先日カンボジアのプノンペンへ出張したのだがビジネス然り観光でも、ベトナムからカンボジアへ入国する際、日本人、外国人、ベトナム人等全ての出張者・旅行者は国籍に関わらずビザを取得する必要がある。
・昔、私は陸路でベトナムからカンボジアに入った経験がある。ホーチミンから北西へ約70km地点に国境のモクバイがあり、当然私もここでビザ申請(現在ビザ申請費用は30ドル)をしてカンボジアに入国した。プノンペン市内の用事を2、3つ済ませて安宿にチェックイン。以前私の『note(プノンペンの唐辛子)』で書き留めたが、宿のバルコニーでは外国人が唐辛子を愛でている。彼は東南アジアを転々と暮らしており、「僕らが持っているパスポートってさぁ、米国パスポートでもなく、日本国パスポートでもなくて『世界国パスポート(ワールドパスポート)』ってやつを作って欲しいよね」と願った。
・彼の言う『ワールドパスポート』とは、このパスポートさえあればビザ申請不要で世界中どの国にも行く事が出来て、滞在期間も限定されない、「そんな理想的なパスポートが欲しいよね」という事なのだ。彼のライフスタイルと照らし合わせてのアイデアだろう。しかし現実的には各国の主権や安全保障の観点から実現が難しい事は自明だ、それでも夢物語としては興味深いストーリーであった。プノンペンの肌を射すような陽射しの中で彼と他愛もない会話をした心地良さを本報道に想い出す。

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