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『東南アジアのシリコンバレー』。

■Viettel/ヴィエッテル。
・最近のベトナムNEWS(2023年10月31日付)、「軍隊通信産業グループ社(Viettel/ヴィエッテル)、5GチップとAI仮想アシスタント研究の成功を発表」。
・「国内初『5G・DFEチップ』はヴィエッテルのエンジニアらが設計した5G製品エコシステムの中で最も複雑で、5G・DFEアルゴリズムの処理や、全ての5G・RRU(リモート無線装置)の動作と高速通信の制御などの役割を担い1秒当たり1兆回の計算能力を備えており、米シノプシスから高い評価を受けている」、との事。

■ベトナム国防省が所有/運営する国有企業。
・「世界市場で商用5Gチップがまだ供給されておらず、今後ベトナムが世界の半導体産業により深く参入する重要な節目であり、将来ヴィエッテルがAIや6G等に向けたチップを製造する一歩になる」ようだ。
・ちなみにヴィエッテルはベトナム最大の移動体通信事業者であり、ベトナム国防省が所有し運営している国有企業となる。

■『東南アジアの情報通信王座』。
・数年前のデータより、ベトナム国内通信事業シェアはヴィエッテル50.6%で、2位ベトナム郵電公社(VNPT) 傘下のビナフォン24.8%を大きく引き離す。その他はモビフォン20.6%、ベトナモバイル3.6%、Gモバイル0.4%となる。
・英国の調査会社は「世界で最も価値の高いブランド」として『ブランド・ファイナンス・グローバル 500』23年発行レポートにヴィエッテルは世界ランク234位、東南アジア唯一の通信会社となり、『ヴィエッテルは東南アジアの情報通信王座』と言われている。
・ベトナムのダナンにはITパークがあり10年以上前に「近い将来、『東南アジアのシリコンバレー』として成長する」等と言われた、今回の発表でベトナムはその夢に向かい大きな前進を見せた。

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