マガジンのカバー画像

ベトナムのカケラたち 2024年6月

30
ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが…
運営しているクリエイター

#増加

すれ違う人々。

◾️増加するベトナムの観光客数。 ・最近のニュース、「増加する米国人観光客、ベトナムでの消費は高水準」。 ・ベトナム最大の投資運用会社のひとつ『Vina Capital社』は最新の報告書で「海外からの観光が多くの地元の商人に収益をもたらし、経済を間接的に促進している」と述べた。 ◾️中国、米国からの観光客が顕著。 ・2024年1月以降5ヶ月間で「ベトナムを訪れる国際観光客数は前年同期比で65%増加しており、同国のGDP成長を直接的に押し上げる」と予測される。 ・外国人観光客

私のBestステップ。

■ベトナム労働需要回復の兆し。 ・最近のニュース、「労働需要回復の兆し見せ、2024年1月〜4月/ベトナム人労働者の平均月収は前年同期比3375円増で4万6730円に達した」。 ・上述は『労働・傷病兵・社会問題省雇用局』発表した数値だがこの背景には「経済社会の状況が成長を遂げており、この成長が労働市場の回復と発展を後押ししている」と言われる。 ・全国では「前年同期比3%増/8万1300の企業が新規設立または事業を再開、全産業の生産指数も6%増、小売業および消費サービスの総売上

察したり言葉にしたり。

■親日度調査。 ・最近のニュース、「親日度調査『日本大好き・好き』100%はフィリピン&インドネシア首位、ベトナム97.2%。一方『中国大嫌い・嫌い』47.2%(前年比2倍)」。 ・本数値は「世界14の国と地域を対象として親日度や訪日意欲に関する調査」が基となり対象の国と地域は韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、米国、英国で調査期間は2024年5月27日~5月31日、対象国・地域の20歳以上の男女

浮沈しながらも勢いづく。

■成長ハブ指数。 ・最近のニュース、「2033年迄の急成長率都市、ホーチミン2位(高所得世帯増加)、ハノイ6位(個人資産増加と中間層拡大)」。 ・英国系総合不動産サービス会社発表の本ランクは「レジリエント・シティ・インデックス(Resilient Cities Index)に付随する成長ハブ指数(The Growth Hubs Index)に基づいて評価」。「成長ハブ指数は2033年迄の230都市の経済的側面を予測し、最も急成長している都市を特定する役割を果たす」。 ■ベト

ベトナムのスナック。

■GRDP/Q2は6%超で鈍化。 ・最近のニュース、「ホーチミン市統計局より、GRDP/地域総生産成長率の第一四半期(Q1)は6.54%>Q2は6%超で鈍化と予測」。 ・Q2成長鈍化の要因として、「2024年前半の同市経済は好調を維持しているが、明確な回復の兆しは見られず一部の分野では減少傾向が続いている」事が挙げられる。 ・もう少し詳細を見ていくと、同市では「消費と輸出入が減速」、「公共投資の実行も目標に達していない」、「海外直接投資(FDI)資本は3.3%減少」、「全国の

IIP指数で読み解く景気。

■ホーチミン市の鉱工業生産指数(IIP)。 ・最近のニュース、「2024年1-5月ホーチミン市の鉱工業生産指数(IIP)は5.3%上昇、過去3年間で最高伸び率」。 ・ホーチミン市統計局より、「2024年1-5月はIIP5.3%上昇、特に5月は前月比1.1%増、前年同月比で6.2%増と著しい回復を見せる」。 ■4大主要産業はほぼ回復基調。 ・同市内の4大主要産業のうち化学薬品、食品加工、機械は増加傾向だが電子機器は減少した。 ・また「全体の製造業は4.9%の増加を示し特に包装