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スタートアップ界隈のアニキが教える〜潜在市場を攻めるには〜
前回 僕らweb3商人は、商売をわかっていないの記事を出させていただき、
Twitterでプチバズりしたとともに、
いろんな人から「顧客課題が顕在化されていない潜在市場を狙うのは商売じゃないの!?」と言った相談をいくつか受けました。
それと同じタイミングで僕も同じような悩みを抱えていて、
たまたま、尊敬する起業家の大先輩、Kiyoさんとお話しする機会があり、
内容が濃すぎたので、
僕の独断の解釈と偏見を織り交ぜながら
皆さんにも共有させていただきます!
※7/8に記事に関してありがたいことにKiyoさん本人からFBを頂きましたのでアップデートしました!
顕在市場を狙うな
前回の記事で、
商売をする上で必要なことは、顧客の持っている課題に対してソリューションを出して、お金をもらいラーメン代を稼ぐことにまずは注力!
と書きましたが、これは間違いなく正しいです。
潜在市場を狙うにも、これがないと生き残れません。
潜在市場を狙えという話ではありません。
ちなみに前回の記事はこちらから読めます!
顕在市場を狙う場合、市場は常に最適化されているので、
網戸の隙間を通しにいくような状況になります。
(網戸通れるのは、コバエくらいですよね。)
つまり、つまらないものになってしまいます…
つまらない=求められていない、市場としては不十分ということです。
![](https://assets.st-note.com/img/1688708442608-m0DVc57ujF.png)
dここで一回KiyoさんFBを引用形式で挟みます!
顕在市場は特に米国では常に最適化されております。なぜなら米国には世界中からスタートアップが集まっているからです。ニッチに見えているものは過去に誰かが挑戦して失敗していたり、スタートアップとして資金調達をしてリスクをとって勝負するのに不十分な市場だったりします。
つまり、顕在市場を狙ってやっても、誰かのおこぼれか、そもそもそこにニーズがないか、どちらかになることが多そうです。
ただ、上記は米国やグローバルで対して商いを展開していく場合なので、日本の市場だけを見るのであればそれに限った話ではありません。
米国でうまくいったことを日本で同じようにやればいいわけですから。
でも、web3界隈にいる僕らの多くは、ぶっちゃけコバエになりたいわけじゃないですよね。なんなら歴史に名を刻みたいと思うぶっ飛んだ人の方が多いんじゃないでしょうか?
潜在市場を狙え
じゃあ、潜在市場を狙いましょう!口で言うのはめっちゃ簡単です。
ただ、下記のような問題も同時に訪れます。
出資してくれない
ニーズがわからない
ものがないと検証ができない
まずは、出資してくれない問題ですが、これは投資家がマーケットに対してリスクを取りに来ないので、
アイディアがダメなのではなく、説得する材料が足りていないのが理由であることが多いです。
では、説得する材料は何か?
徹底した検証です!
もうこれに限ります。
潜在市場に対して→仮説(市場検証)を立て→POCして→MVP作って→仮説(市場検証)を見直し…
![](https://assets.st-note.com/img/1688710838087-SuFw08rOEd.png?width=1200)
じゃあ、その市場の検証はどのようにやるのか、
市場検証はインタビューによって課題を発見して、仮説を作成します。
それにはMomテストが最高の本とのことでした!
ものがないと検証できない事業モデルであれば、ハッカソン出て作ったり、
手動でもいいからサービスが実現できるような形で提供してみたり、
ノーコードツールでもいいから作ったり、甘えずにどうにかするしかないです!
その検証を重ねる上で、お客様の声やペイン、ニーズを拾い、プロダクトを形にしていくことで、
またトレンドなどを元に、未来に我々が進む姿を想像し、そこに確固たる確信を持つことで、
「ここに市場ができるんです!」と強く言い切ることができるんではないかと思います。
トレンドは世界中の多くの人や企業の未来に対する動きなので、そういったトレンドを活かすか、または、デバイスなどのテクノロジーの変化、人口や経済の変化などを活用します。
上記は日本に限定した話では特に考えなくてもいいですが、あくまで、米国など、世界に向けてプロダクトを作る場合です。
この場合、上記のように、Why Nowがものすごく重要になります。
Why Now = タイミング が重要です。
zero to oneでいう、ほとんど賛成する人がいないような大切な真実、一言でいうと、確信=convictionが大事になります。
初期の資金調達も採用も、そのconvictionを持っている人たちを集めることが大事になります。
以前たまたまZero to Oneの感想記事書いてあったので、
まだ本書を読まれていない方はぜひこちらをご参考ください!
ちなみに、PMFを考える上で、こちらの記事もおすすめと教えていただきました!
それでも、まずはラーメン代稼ごうな
ただ、潜在市場を狙うにもまずはラーメン代稼げないとダメです。
潜在でも、顕在の先にあるはずです。
また、ラーメン代を稼げるモデルの先に事業モデルを構築できていないと
その商売は途中で死にます。
僕らは悠長に赤彫っている場合じゃないです。
Appleでも最初は無理やりお店にPCを売ってました。
ちなみに、宇宙人が空から降ってくるみたいな市場はほぼないと思います。
そういった市場はすでに世界に名前を轟かせている人たちに対して、
投資機関が市場に対してリスクをとりにきているわけではなく、
人材にリスクをとりにきているパターンです。
![](https://assets.st-note.com/img/1688712410024-1qlZgh61Rq.jpg?width=1200)
お礼と紹介(最後に)
今回、IVSで自分の事業で悩みを抱いていた中、色々ご相談に乗っていただいたKiyoさん、本当にありがとうございました!
完全に独断と偏見で、Kiyoさんの紹介を勝手にさせていただきます!
日本で初めて綺麗にM&Aを成功させた人
シリアルアントレプレナー
サンフランシスコに日本人起業家コミュニティを作る
日本で一番大きいDAO 和組DAOのFounder
匿名/偽名経済で働くためのサービス "Noxx"のFounder
![](https://assets.st-note.com/img/1688711634033-fE0OAinCDW.png)
以上!
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