ものかきさん、はじまりの物語
今の会社を転職しようかと考えていたころです。そんな中で自分の得意、自分では意識していなかったけれど、人から褒められたことってなんだろう、と考えたときにたどり着いたのがライティング「書く」という世界でした。
世渡り上手でない・要領よく生きられない私は無職になることも覚悟していました。そんな中今までの経験・正社員の転職が極めて難しい事務系職種ゆえにダブルワークも考えていて、そのダブルワークがWebライティングでした。
でもなんで書くことで褒められたんだろう・・・と人生を遡っていたらあることに気づきました。
そう、高校受験で小論文が試験にあったんです。
5教科+小論文(600文字/30分)+面接とかなりハードでバラエティに飛んだ入試科目。
公立高校の総合学科で、普通科のトップ校より難しいんじゃない?という印象でした。実際に私の受験した高校は倍率も普通科より高かったです。
普通科は1.2〜1.3倍くらい、私の受験した高校は1.8倍でした。
ほぼ2人に1人しか受からんやん。
その小論文という長い長い文章を初めて書くことになります。これがもう、つらくてつらくて。担任の国語の先生と塾の国語の先生に交互に小論文を書いては添削してもらっていました。
5つのお題から各学校1つのテーマが選ばれます。
過去問5年分のお題(5つのお題X5年=25題)を入試の3ヶ月位前から必死で書きました。もちろん時間も計って。
まず中学生が600文字を書ききるのが至難の業。その上30分で論理的に書き切るなんてもはや狂気の沙汰。笑
どこが小さい論文やねん、と思っていました。
(この記事は論文でもなんでもない自由構成で書いていますが、1,000文字余裕で書いている自分にびっくりです。)
ちなみに、書き出しはボロボロで、論文の構成(起承転結)とかも守らずに書いており、学校の先生から呼び出し。あまりにもひどい(実際の言い方は覚えてない)と正直すぎるくらい正直に言われ、落ち込んで2週間、もう入試2ヶ月を切っているのに小論文が書けないこともありました。
過去に書いた小論文をもう一度書き直し、すごく良くなった!と言ってもらえ、持ち直しに成功。忖度なしの先生たちのおかげで入試も無事終わり、高校合格も果たしました。
今思えば、本もろくに読まない・文章を書くのも好き!と思ったことがない私が、今、スラスラと文章を書いているのは、この「高校入試小論文大特訓」のおかげなんだな〜と今更ながら思う、今日このごろなのです。
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