「正義から破滅への道」
※サムネイル画像は姉モネ様より
今回の記事は3人のキャラクターの闇堕ちについての記事となっております。
闇堕ちとは?
【闇落(ち)・闇《堕(ち)】―する
今まで道徳的品性を保っていた人が社会通念から外れる(外れた行いをするようになる)こと。
【夜神月の闇堕ち】
夜神月(ヤガミ・ライト)は『デスノート』の主人公であり、その内面描写は非常に複雑で深いものです。彼の心理的な過程を理解することで、彼がどのようにして闇に堕ちていったのかが見えてきます。
夜神月の心理的な過程
正義感と理想主義:
最初、ライトは強い正義感と理想主義を持っています。彼は犯罪者を裁くことで世界をより良くしようと考えています。この純粋な動機が彼の行動の原点です。
力の誘惑:
デスノートを手に入れたことで、ライトは絶大な力を持つことになります。この力の誘惑に抗えず、次第にその力を使って自分の理想を実現しようとします。
自己正当化:
ライトは自分の行動を正当化するために、犯罪者を裁くことが正しいと信じ込むようになります。彼は自分が「新世界の神」になるべきだと考え始めます。
道徳的な堕落:
時間が経つにつれて、ライトの行動は次第に過激になり、道徳的な堕落が進みます。彼は自分の目的を達成するためには手段を選ばなくなり、無実の人々をも犠牲にするようになります。
孤独と疑心暗鬼:
ライトは次第に孤独になり、周囲の人々を信じられなくなります。彼の行動がエスカレートするにつれて、彼自身も疑心暗鬼に陥り、誰も信用できなくなります。
最終的な破滅:
最終的に、ライトは自分の行動の結果として破滅に向かいます。彼の過ちとその代償が明らかになり、彼の物語は悲劇的な結末を迎えます。
【サスケの闇堕ち】
うちはサスケの物語は、深い悲しみと復讐心に満ちています。彼の闇堕ちの背景には、幼少期に経験した家族の悲劇が大きく影響しています。
サスケは、幼い頃に兄のイタチによって一族を皆殺しにされるという衝撃的な出来事を経験しました。この出来事は、彼の心に深い傷を残し、復讐心を燃え上がらせました。彼の心の中には、愛する家族を失った悲しみと、兄への憎しみが混在しており、それが彼の行動の原動力となっています。
また、サスケは自分の力不足を痛感し、強くなるために仲間を裏切り、闇の道を選びました。この選択は、彼がどれほど絶望し、孤独を感じていたかを物語っています。彼の行動は一見冷酷に見えますが、その裏には深い悲しみと孤独が隠されています。
サスケの物語は共感を呼ぶものです。彼の苦しみや葛藤は、誰もが感じることのある感情であり、彼の強さと弱さが交錯する姿は、非常に人間的です。
サスケの闇堕ちは、単なる悪役の物語ではなく、深い人間ドラマとして描かれています。彼の心の葛藤や成長を理解することで、彼のキャラクターに対する理解が深まり、より一層彼の物語に引き込まれることでしょう。
【夏油傑の闇堕ち】
夏油傑(げとう すぐる)は『呪術廻戦』の中でも特に複雑で深いキャラクターです。彼の闇堕ちの過程は、彼の内面の葛藤や理想と現実の狭間で揺れ動く心情が丁寧に描かれています。
高専時代の夏油
夏油は元々、呪術高専で五条悟と共に「最強」と称されるほどの実力を持つ呪術師でした。彼は非術師(一般人)を守ることを信条としており、呪術を使って人々を救うことに誇りを持っていました。
闇堕ちのきっかけ
彼の転機は、星漿体(せいしょうたい)任務での出来事です。この任務で、夏油は天内理子という少女を護衛することになりますが、彼女が非術師であることから、彼女を守ることに対する葛藤が生まれます。さらに、任務中に彼女が命を落とすことで、夏油の心は大きく揺さぶられます。
内面の葛藤
夏油は次第に、非術師を守ることに疑問を抱くようになります。彼は非術師が呪術師に対して無理解であり、時には敵対的であることに苛立ちを感じ始めます。この苛立ちが次第に憎しみへと変わり、彼の心を蝕んでいきます。
呪詛師への転落
最終的に、夏油は非術師を殲滅し、呪術師だけの世界を作るという極端な思想に至ります。彼は自らの理想を追求するために、呪詛師としての道を歩むことを決意します。この過程で、彼はかつての友人や仲間たちとの関係を断ち切り、孤独な道を進むことになります。
夏油の物語は、理想と現実の狭間で揺れ動く心情や、信じていたものが崩れ去る瞬間の痛みが丁寧に描かれており、読者の心に響く要素が詰まっています。彼の内面の葛藤や、かつての仲間との絆が壊れていく様子は、感情移入しやすいポイントです。
夏油傑のキャラクターは、単なる悪役ではなく、深い内面描写がある存在となっています。
【現実世界における闇堕ち】
現実世界で人が「闇落ち」する背景や共通点には、いくつかの要素があります。
### 1. **深い絶望や裏切り**
現実の人々も、信頼していた人からの裏切りや大きな失敗によって深い絶望を感じることがあります。例えば、親しい友人や恋人からの裏切り、職場での大きな失敗などが挙げられます。
### 2. **自己評価の低さ**
自己評価が低い人は、自分を過小評価しがちで、他人の期待に応えようと無理をすることが多いです。このような人は、周囲の期待に応えられないと感じると、さらに自己評価が低くなり、闇に落ちやすくなります。
### 3. **過度なストレスと孤独**
過度なストレスや孤独感も、闇落ちの大きな要因です。仕事や人間関係でのストレスが溜まりすぎると、心が疲弊し、闇に引きずり込まれることがあります。また、一人の時間が多いと、ネガティブな思考に囚われやすくなります。
### 4. **理想と現実のギャップ**
高い理想を持っている人ほど、現実とのギャップに苦しむことが多いです。理想が高すぎると、現実がそれに追いつかないことに絶望し、闇に落ちることがあります。
### 5. **カリスマ性と内なる葛藤**
カリスマ性が高い人は、周囲からの期待も大きく、その期待に応えようとするプレッシャーが強いです。このプレッシャーが内なる葛藤を生み出し、闇に引きずり込まれることがあります。
P.S.
いかがでしたでしょうか。
今回は有名なアニメの3人の闇堕ちになる過程と現実世界における闇堕ちについて記事としました。
このように、様々な要素が組み合わさることで、現実世界でも人々は闇に落ちることがあるようです。
人間の心理とは複雑なものですね😅
参考になれば幸いです!