マガジンのカバー画像

noteのクリエイターさんたちみんなでマガジン

45,662
【ルール】 1日にマガジン登録は最大で3回までで、宜しくお願い致します。 【コンセプト】 『楽しく生きる』『みんなで学びながら成長する』『人と人との絆を大切に』という3つの柱をコ…
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

『最長片道切符の旅』を旅する day00 旅の企画

『最長片道切符の旅』を旅する day00 旅の企画

宮脇俊三「最長片道切符の旅」新潮文庫
オリジナルの宮脇俊三『最長片道切符の旅』新潮文庫は、鉄道ファン、
特に「乗り鉄」のバイブルともいえる書です。

先生は、全線完乗を達成した後、出版社(中央公論社元常務取締役)を退職し、自由の身になったところで「最長片道切符」を旅しようと考えます。

この旅は今から45年以上前の1978年(昭和53年)。
その後、路線や列車の廃止が相次いだため、この本はタイムカ

もっとみる
『最長片道切符の旅』を旅する day4  「都会がイヤになったんだと」

『最長片道切符の旅』を旅する day4 「都会がイヤになったんだと」

【4日目】興部ー幌延 9月22日(火)興部(おこっぺ)からバスを乗り継いで名寄へ、そこで先生同様少し寄り道。旧美深線を訪ねる。音威子府(おといねっぷ)からバスで旧天北線を辿り、またオホーツク方面へ。浜頓別(はまとんべつ)から稚内へ。稚内から眼前に大きな利尻富士を見て幌延泊。

『最長片道切符の旅』取材ノートより(先生手書きの地図)

興部 0605(バス)0735 名寄 0749(宗谷本線)081

もっとみる
生存不適格

生存不適格

失命嗜好『死』というものに初めて興味を抱いたのは、小学六年生の頃だった。
 きっかけは大したことではなかった。いつも目にする夕方のニュース。よくある交通事故で同い年の女の子がひとり、死亡。
 当事者以外の誰もが次の日には忘れる、よくある話。けれど。
 そのときなぜか、ある疑念が湧いたのだ。
 わたしの心に、ぽつり……と。

『死って、どんな感覚なんだろう?
 死ぬって、どんな気分なんだろう?』

もっとみる