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行き当たりばったりの人生だけど。自分で選択してきたから、幸せ。

ただいま広島県の端っこの山村、廿日市市吉和というところで、フィジー人の夫と、5歳長男、2歳双子の次男三男と暮らしているyumiです。改めて自己紹介を・・・と思いつつ、40年近く生きていると結構なボリュームあるかも?!どうまとめたら?!!とつい億劫に。それだけ歳を重ねたんだな~という感慨はちょっと置いておいて、まずは現在の状態に至るまで、自分が辿ってきた道をざっと書いてみようと思います。

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1981年、山口県生まれ。物心ついたころ~高校時代を広島で過ごしました。中学高校は吹奏楽部の活動が生活の中心。ホルン吹いていました。

将来なりたい職業なども特に思いつかなかったので、とりあえず当時好きだった英語を勉強しようと、北九州市立大学の国際関係学科へ進学。ESSという英語サークルに参加して、アカデミックディベートに没頭し、昼夜問わず文献探しやスピーチ練習に明け暮れる日々でした。3年次終了のタイミングで一年休学し、オーストラリアの小学校で日本語教師のインターンを経験。

帰国後、国際協力に興味を持ち、NGO活動に参加したり、大学の先生についていってバングラデシュを訪問、それをもとに卒論を書いたり。一方で就職活動するも、ちょうど就職氷河期ラストあたりで苦戦したことや、新卒就職にどこか違和感があったこともあり、派遣社員として働きながら興味のあった国際協力の経験を積もうと考えていたところ、縁あって物流会社への就職が卒業間近に決まる。

物流会社の環境推進部署で、京都・東京合わせて約5年勤務。企業の環境会計や社員への環境教育などを担当しました。その後、転職活動しながら学生時代の国際協力への興味を思い出し、青年海外協力隊に参加。フィジーで2年間、環境教育隊員として現地のゴミ問題に取り組みました。

フィジーでの任地がたまたま小さな町で、人の顔が見え、小さなアクションの結果がすぐにかえってくる仕事の面白さから、帰国後は地方で働きたい!と思うようになり、今住んでいる広島県廿日市市吉和という山村地域の地域支援員(地域おこし協力隊)に。空き家調査や広報誌作成のほか、「吉和おさんぽギャラリー」というイベントの立ち上げに関わりました。任期後、市役所で定住担当や中山間地域振興の仕事をさせてもらっていましたが、2020年6月に退職。来年以降の宿の開業を検討中です。

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改めて書いてみると、我ながら、こんな人生になるとは思いもしなかった。ほんとその場その場で、行き当たりばったりです。もっと計画的に考えて行動していたら、いろいろと楽だったというか、余計な苦労しなくてすんだかもしれないのに、とちょっと思ったりもします。例えば、高校のとき勉強がつまらなくて意味も見出せず一切やめてしまったら、高校3年生の夏の終わりにいよいよ進路がまずいことに気づき(というか、実家を出たいという目標ができ、その条件が国公立進学だった)寝る時間と食べる時間以外はすべて受験勉強、の生活となってしまった・・・とか。キャリアプランをきちんと考えてどこでも生きていける資格や技術を身につけていれば、田舎志向となった今も仕事に不安がなかったかもしれない・・・とか。

でも、その時その時に、自分の気持ちに正直に、誠実に動いてきた結果の人生。だからなんというか、大変だったことも含めて後悔よりも圧倒的な納得感があって、それって幸せなことだなーとすごく思います。転職活動をしているときに、企業への転職か、青年海外協力隊の参加かを迷っていた私に、当時転職支援で私を担当してくれていた人がかけてくれた言葉が記憶に残ってる。「将来あれこれ考えて戦略的に動くよりも、今目の前にあるつながりや機会を大切に進むほうが、僕は好きです」・・・名前も憶えていない、二度と会うこともない、たまたまこのとき私の支援を担当することになった方の言葉。でも、この一言がとっても腑に落ちて、キャリア的にはマイナスになるかもと言われていた協力隊参加を決めました。希望する国ではなかったけれど、まさかここで夫と出会うことになるとは。進学してからは都会が楽しくて広島に戻る気もなかった私が、地方に目を向けることになるとは。仕事の経験としても思いがけず大きな学びを得ることになったのも、まったく予想していなかった。人生何があるかわからない。そして自分の価値観も、どんどん変わっていく。

人生の節目節目に、たくさん悩み、困難にもぶつかってきたと思うけれど、その都度自分で考えて、自分の思う最善を選択していれば、道は開ける。そんな風に信じています。そして現在も、自分の中で大きな困難に直面しているところだけれど、それでも日々の暮らしを丁寧に、今目の前にいる人たちとやるべきことを大切に、愛を忘れずに。そうしていれば必ず、苦しい時期があったからこそ今がある、と思える日が来るはず。

そんなことを思いながら、今は、これまでやりたかった「丁寧に」暮らすこと、「余裕を持って」子どもたちと接することを楽しんでいます・・・と書きながら、退職して3か月、まったくヒマになった感がなーい!!!とも思っているこの頃。子育てしていたら、なんだかんだ追われますよね。でも、このnoteが書けるだけ、自分の時間も持てているということ。感謝感謝。それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!ペコリ!


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