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【ランニング日誌】 2019.12.26「広隆寺-下立売通-智恵光院通-大徳寺-金閣寺-龍安寺-仁和寺-広隆寺」

気温11.6°、湿度68%
距離11.94km、時間1:10:32、平均5:54min/km、高度116m
・2019年:13日目、累積距離140kmぐらい
<シューズ>
・ルナサンダル(使用:累積30日 距離305kmぐらい)
・サロモン(未使用:累積2日 距離6kmぐらい)

あかん、去年よりも走れていない。

今年は今日で140km、去年の同じ時期は180km...。数年前は年間800kmとか走ってたんだけど、何だろうねー♪

重い腰を上げるキッカケは友人の工房を訪問すること。前々から約束していたんだけれど、年を越す前に行かないと、もう数年行く機会を失ってしまいそうに感じたので、仕事の隙間もできたお昼過ぎ、雨が降りそうな雲行きの中、走り始めた。

友人の工房は大徳寺の近くにあるんだけれど、まずは東へ向かう、太秦にある広隆寺から御所まで「下立売通」という道が伸びており、途中、平安時代の内裏(だいり)跡など横目に見ながら進む。

少し小雨がぱらぱらしてきた。御所まで行ってから大徳寺に向かおうかと思っていたが、智恵光院通で左に曲がって北進。しばらくすると左手に「智恵光院」が実際にあるんだけれど、まだ入ったことはない。

智恵光院通は寺之内通でT字路になるので、右に曲がって大宮通から大徳寺に向かう。ほどなくして大徳寺の近くにある工房「桶屋近藤」に到着する。

友人は大学の1つ後輩にあたるんだけれど、当時アルバイト先も同じだったこともあって、意外と近い存在なのかも知れないって今更思い返しているところ。ちなみにアルバイトは「SPEAK EASY」と呼ばれる飲食店。モーニングやハンバーガーだけでなくバーボンウイスキーもいい感じ揃っているところ。

お昼過ぎに工房にお邪魔すると、直近のしごとが直径4尺(120cmぐらい)ほどの大きな桶を作っているところだと言う。珈琲を入れていただき、ゆっくりと昔話などした中で、どうして奈良県吉野産の杉を使うのか聞いてみると、当然ながら「質」の話になる。

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壁にぎっしりとならぶ鉋。(桶屋近藤)

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出番待ちの桶の材料(側面部)

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とうとう手に入れた吉野杉のぐい呑(銀製の箍)

杉というと屋久杉や北山杉など全国に産地があって、その多くは国内の林業では欠かせない材木なんだと思っている。特に京都では建材として垂木や床柱としての需要が多かったため、商品として市場に卸すのは大きくても直径が手のひらを広げた程度で流通する仕組みが作られており、ざくっと言うと若い木材となる。それに比べると吉野杉は成長年数が長く、直径の大きな丸太を生産されている。

その違いは杉の年輪に影響しており、若い材は成長が早く年輪の幅が広く、ある程度の大きさになると成長が鈍化し年輪の幅が狭くなる。そして、木材は水分を含めば膨張し、乾けば収縮する。どちらも加工する際に乾燥させた材を使うとは言え、年輪の細かい吉野杉の方が安定するのだという。

特に水に関わる道具であれば、なるほどって腹落ちできるわ。

桶屋近藤のしごとがとてもわかりやすい動画!


参考までにまとめておいた北山杉はこちら(ランニングの話は辛うじて繋がるっているか)。

補足:大学の先輩も桶屋さんで「中川木工芸」だし、どんなけ桶需要があるのかお分かるになるだろうか♪

#ランニング #ルナサンダル #桶屋近藤 #杉 #吉野杉 #北山杉 #木工 #工芸



僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。