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風邪の功名。
2年前のちょうど今ごろ、風邪をひいて刺し子のりんご柄に「文」のサインを入れて遊んでいた。フルマラソンの大会を10日後に控え、最後の練習ができず焦りまくっていたけれど、走ると肺がゼーゼーしてしまい悪化することは目に見えていて、安静にしているしかなかった。ま、ここまで来たら「まな板の鯉」だからと、刺し子に走ったのだと思う。眠れぬ夜が続いていたから、夜どおし(気が付くと明るくなるまで)針を動かしていた... 。
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地図記号で学校を表す「文」。
文子と書いてあやこ。
初めての人にはほぼフミコと呼ばれる。
母の名前がカタカナのフミなのに
どうしてこの漢字をあてたんだろな。
名付けた父から聞いた理由は
至極単純だったけれど。
いまとなっては
シンプルなラインと
「あや」という響き。
表面上は分かりにくい
物事の入り組んだ仕組み
交差する模様
学芸。学問。文事。
ちょっと面倒くさい意味さえ
気に入っている(笑)。
何十年もかけて
自分がその名に寄っていったのかな。
いまとなっては他のどれも考えられない
自分の真ん中にある名になっている。
そういえば。
元気な時ってあまり針を持たないなぁ。あの年、風邪をひいたおかげでたくさんの針仕事をしてたっけ。イマドキはうっかり風邪もひきずらいから、刺し子はじめ針仕事から遠のいているけれど、カンタを見ちゃってポンっとスイッチが入った。
久しぶりに針を持とう。
やりたい時が作り時、だもの。
スイッチ、ぽんっ。
【追記】
冒頭に記したマラソン大会は、風邪のおかげでおとなしく過ごさざるを得なかった時間が休足につながり、生まれて初めてフルマラソンを完走したことを記しておきます。
あれから丸2年。すっかりトレーニングをさぼっているけれど、2024年のホノルルマラソン目指していることをここに表明しておこう。誰あろう、自分に発破をかけるためにも。おー。