サンライズで行く一車中泊二泊三日の広島旅行【前編】
10月半ばに広島旅行に行ってきました。
サンライズ出雲・瀬戸で岡山まで、そこから鞆の浦~尾道~宮島~大竹(下瀬美術館)と回って広島から新幹線で帰ってきました。
いいお天気で暑すぎず寒くなく、なかなか良い旅行になったので旅程にそって記録しておこうと思います。
0日目
お仕事終わって帰宅。お風呂も食事も済ませて東京駅へ。
最初はグランスタでおつまみ仕入れて晩酌でもと思っていたのですが日曜はグランスタ21時で閉まるんですよね。21時前に東京駅に行くことはできるけどそこから1時間ほど時間を潰さないといけないと考えるとおつまみは諦めることにして21時半頃に東京駅着。
ホームに上がったらすでにサンライズが入線していたので写真撮影して車内へ。
今回はサンライズ瀬戸の方のシングル下段でした。初めてのサンライズなので荷物を置いて車内探索。といってもラウンジまで行っただけですが。
ラウンジすでに人が多かったので早々にお部屋に戻りました。
21:50に出発。横浜くらいまではずっと窓にへばりついてました。
いつもと視点が違って楽しい。たまにほかの電車と並走すると圧迫感がすごい。
街の明かりが減ってきたところで就寝準備。熱海くらいまでは起きていたはず。最初はカーテン開けたまま寝ようと思っていたんですが意外と街灯とトンネルの明かりが眩しかったのでカーテンは閉めました。
こういうのも寝台列車ならではだなと楽しくってずっとにやにやしてました。寝たり起きたりしつつ大阪あたりで本格的に目が覚めてきたので寝るのは諦めて外を眺める。大阪駅では無人だったホームが進むごとに人が増えていって面白い。姫路で写真とってるおじさんがいたけど月曜の早朝から撮り鉄してるんだろうか。
姫路を過ぎたあたりだったと思うけど明け方に山の方を走ってた時に薄明るい空に山の稜線が浮かびあがってきて綺麗でした。霧も出ていて水墨画みたいだった。写真撮ろうかと準備している間に通り過ぎて行ってしまうのが難点。
1日目
岡山着の20分くらい前にアナウンスが流れて定刻通り6:27に岡山に到着。
切り離しのところを見るぞと思ってたんですが人が多すぎたので諦めました。
いったん改札をでてセブンでコーヒーを調達。持って行ったタンブラーに移し替える。
岡山駅広くてきれいで駅ビルに色々お店ありそうな感じですが流石に6時半では開いていないのでささっと次の電車へ。
まずは6:44 三原行の山陽本線。ボックス席の窓際に座る。
この時点では混んでなくてみんな座れて隣の席には誰もいなかったんですが途中倉敷や東福山でいっぱい乗ってきました。途中で朝ごはん食べようとしてたけど完全にタイミングを逃しました。サンライズか倉敷までに食べておくべきでした。
しょうがないので福山の手前で少し人が減ったところで食べました。
前の日にスーパーで半額になっていたキッシュでしたが美味しかった。
7:44 に福山着。南口のバス乗り場から鞆の浦へ。
川沿いの道で少し渋滞に引っかかったけど景色がよかったので何の問題もないです。少し街中を走ったら今度は海の景色を見ながら終点の鞆港まで。50分くらい。1つ手前で降りた人が多かったです。
来た道を少し戻って対潮楼へ。素晴らしい景色。風も通ってほんとに気持ちいい。いった直後は貸し切り状態だったのでなお気持ちいい。受付の人はゆっくり座って見て行ってねと言ってくれたけどうろうろ写真撮ってる間に団体さんが来てしまったので退散。向かいに見える仙酔島までのフェリーも楽しそうなので次はフェリーメインで観光もよさそう。
いい感じの路地を抜けて鞆てらすという観光案内所兼資料館みたいなところへ。パンフレットをもらって町並みの展示を展示を見る。
営業前のお店を見つつ常夜燈へ。細い道なのに車は多いのであちこちに広島弁の標語の看板が。古い建物が残っていて散歩が楽しい。
お散歩がてら保命酒の酒造巡りをしました。保命酒はみりんをベースに生薬を漬け込んだものです。
全盛期は30以上あったそうですが今は4件(入江豊三郎本店は2店舗あるのでお店は5件)のみ。どこも試飲しながら保命酒の歴史を教えてくれます。9時から開いているのも助かる。お店によって結構味が違うので飲み比べをお勧めしますが度数は高く15度くらいなのでお気を付けください。
一番味が好みだった保命酒屋 鞆酒造で購入。旅行が始まったばかりなので一番小さい瓶と試食して美味しかった酒粕も購入。酒粕が甘くてほんのり生薬の香りもしてそのまま食べてすごく美味しいんですよ。今まで酒粕って粕汁のイメージであまりおいしいと思ったことなかったんですがここのは美味しかった。持ち歩きも常温で平気だというので買ってしまいました。
今回は買ってないけど八田保命酒舗のリモンチェッロが美味しかったので通販しようかと検討中です。
ここのおじさんが一番お話好きみたいで保命酒の歴史もこだわりも色々教えてくれて試飲もストレートもカクテルも飲ませてくれて楽しかったんだけど危うくバスを逃すとこでした。次の予定がある人は気を付けましょう。
10:45のバスで福山まで戻ります。帰りは鞆バスセンター前から乗車。バス停の名前は鞆の浦だったはず。ここにお土産屋さんもあったけど前述の通り時間がないので見られず。
お昼前に福山に到着。ここでお昼食べて尾道へ向かう計画だったんですがおなか減っていなかったのでそのまま11:58の電車で尾道へ。
まずは駅のコインロッカーに荷物を預けます。ICカード使えるタイプで便利。7-8割埋まっていたような。
身軽になってお昼を食べにお好み焼き屋さんへ。駅から近い粉福というお店。カウンターのみの細長いお店です。
普通の広島のお好み焼きもあったけどせっかくなので尾道焼を注文。
砂肝とイカ天が入っているのが尾道焼きだそうです。
砂肝がコリコリで美味しい。でも関西風のお好み焼きを食べなれている身からしたら焼きそばとそのほかの具の一体感が乏しくてお好み焼きを食べている感が薄いなと思ってしまいます。
お支払いは現金とPAYPAYも使えました。注文してから焼いてくれるので待ち時間は結構かかります。20分くらいだったかな。
次はロープウェイに乗りに向かいますがその前に少し寄り道。
ロープウェイ乗り場を通りすぎて3分くらいのところにある帆布のカバンのお店SILVERへ。以前なにかで斜めポケットのトートバッグを見て行ってみたかったお店です。工房兼店舗で細い通路に商品がたくさん並んでいました。
今はトートバッグは使わないので見物だけで退散。
ロープウェイは片道だけ購入。乗ったらすぐ出発なのはいいけど満員で立ち乗り。ぎゅうぎゅう押されるほどではないけど隣の人に触れるくらいには満員です。人の間から景色を眺めながら上へ。観光地らしく車内アナウンスで
景色を案内してくれますが満員じゃ風情がないですね。ただすぐ頂上なので苦行というほどではない。
降りてすぐのところが公園になっていて売店と展望台があります。展望デッキとかテラスと言った方がいいような広さ。展望台の端と端では見える景色が違います。
尾道の街と尾道水道が一望できます。景色はいいし風は気持ちいいしで最高でした。
人はいますが手すりに凭れてぼーっとしてても迷惑にはならない位の人出だったのでしばらく船が行きかうのを眺めていました。
あとで乗る渡船も見えます。ひっきりなしに動いていてかわいい。
絶景を堪能したら今度は千光寺まで文学のこみちをくだります。
動くと暑いけど風が気持ちいい。登ってくる人とすれ違ったけどこれのぼるは大変そうです。
千光寺お参りしてここでも景色を楽しみました。また下ってLOGへ。
尾道に来るアラサー女性は大体行くのでは?ってくらい色んな所で紹介されているおしゃれホテル兼カフェ。エントランス的な共用スペースで現代アートの展示をしてました。カフェには入らず売店を覗いて次へ。
ちょっと階段を登って脇の道に入って細くていい感じの路地を通りネコノテパン工場に到着。気を抜くと迷うけど迷うのも楽しそうな道です。ただ斜面に町がへばりついている感じなのでうっかり迷うとダメージが大きいかも。
ベーコンエピとお試しビスコッティを購入。お支払いは現金のみっぽい。
気になっていたコーヒー屋さんはお休みだったので通りがかりに気になった茶立玄 山手で休憩。古民家日本茶カフェって感じ。キッチンがおしゃれで外観とのギャップが凄い。
水出しのお茶の飲み比べセットをいただきました。1階のソファーは埋まっていたので2階の畳席でのんびりしました。ここも景色がいい。
古い建物なので階段が急なことだけ難点ですが景色も居心地もよくてお茶も美味しいのでオススメです。
休憩して元気になったので渡船に乗りに行きます。
2355の歌を聞いてからずっと乗ってみたかった渡し船。
まずは駅から遠い方の福本渡船に乗って向島まで。片道60円。3分ちょっとの船の旅。
乗り場には誰もいませんが桟橋の方に下りて待っていたら乗せてくれます。
運賃は下りたところで払いました。そこから川にそって歩いて今度は駅前渡船の乗り場へ。
こちらは少し距離が伸びて5分位の船旅です。料金も少し上がって100円。料金係のおじさんが回ってくるので船内で支払います。
名前の通り駅前の船着き場に到着します。
フェリー乗り場を左手に眺めつつU2へ。ここも景色がいい。対岸に造船所のキリンさんが見えます。尾道はほんとどこもかしこも景色がいい。
大きな倉庫に自転車屋さんとホテルとレストランとカフェとパン屋さんとお土産屋さんが入っています。
自分用にマーマレードといちじくのお酢を購入。
お酢はまだ開けてませんがマーマレードはさらっとしていて果実味があっておいしいです。パンよりヨーグルトの方が合うと思う。手作りで時期によって使っている柑橘が違うそうです。
駅に戻って荷物を回収、商店街を通って今日のお宿 SINGAI CABINへ向かいます。駅からは結構遠くて20分くらい。お安くてきれいなゲストハウスでした。2段ベッドがカプセルホテルっぽくなっているのがいい。
基本無人で外にあるタブレットでチェックインとチェックアウトをします。
私が行ったタイミングはちょうどスタッフの人が1階にいました。
お風呂はなくてシャワー室のみ。シャワー室もトイレも女性専用エリア内にあります。
ベッドにあったパンフレットに近くにある尾道みなと館の割引券をもらえると書いてありますがスタッフさんに声を掛けたら事前申告制だそうです。
じゃあいいですと言いかけたけど5分ほど待てば持ってきてくれるというので待つことに。1階のラウンジ的なところで待機。正直100円くらいの割引なのでわざわざ持ってきてもらうほどでもないけど。まあ持って来てくれるというので少しの罪悪感もありつつお言葉に甘えました。
ホームページに割引券の記載はなかった気がするんですが私が見落としてただけかな?現地に置いてないならパンフレットに書かなきゃいいのにね。連泊の人向けのサービスだったんだろうか……でも連泊しててもスタッフさんに会わない人も多そうだけど。
割引券をもらったのでみなと館へ。内湯のみでサウナは別料金。
小さめのお風呂だけどちゃんと温泉で気持ち良かったです。
お風呂を出て夕飯を食べるところを探してうろちょろしました。
Googleマップで目星をつけていたお店がいくつかあったのですが外にメニューが出ておらず中も覗けなくて入りづらいのでやめました。
結局商店街にあるキッチンスカラベというお店へ。
前菜の盛り合わせとハーフサイズのサラダ、チキン南蛮のハーフサイズとジンのソーダ割りを注文。
いろんなお料理にハーフサイズの設定があって一人で色々食べたい派には助かります。
ジンは桜尾という地元のクラフトジンが置いてあったのでそちらを。
全部で3千円くらいでした。
ご飯の後はコンビニで飲み物を調達してホテルへ。
戻ったら同室のお姉さんがおしゃべり好きの人で少し話してから就寝。
広島市に住んでいてよく尾道へ来るそう。バスで2時間くらいらしい。
おすすめのお好み焼き屋は横川のロペズ。フェイバリットお好み焼き屋さんがあるのすごいな。流石広島の人。
全行程1つの記事にしようと思ってたんですがお仕事が想定外に忙しくなり書くの時間かかりそうなのでとりあえずここまで。宮島と下瀬美術館は後半へ。