【毒親日記】「あんたのせいでわたしは機嫌が悪い!」ヤバ母の被害妄想と、わたしの加害妄想。
こんにちは。
親の毒を愉しみ尽くすアラフィフ美人(自称)の佐賀子です。
今日は、小学4年生の時のわたしの傑作「ヤバ母似顔絵事件」についてお話しします!
さてさて、みなさん、子どもの頃に親の似顔絵描きましたよね?普通の子は「お母さんきれい〜」って描くんでしょうけど、この美人(自称)は違いました!
なんと!鬼のツノ生やして、金棒持たせて、怒ってる顔!まぁ、日常風景を切り取っただけなんですけども、バカ正直に描いてしまったんです。
で、悲劇は弟がね、その絵をヤバ母に見せちゃったことから始まるんです。ふつうの親なら「もっとキレイに描いてよ〜」って笑って終わりですよね?きっと。ちがうの?わたし、ふつうの親を知らないから、想像っすけど。
気まずさを感じつつも、心のどこかで笑って流されるかななんて期待していたわたし。
甘かった!!!
もう、向こうの部屋からズカズカやってきて、まるでゴジラ映画のワンシーン。BGMまで聞こえてきそうな勢いで、わたしの前に仁王立ち。
(心の中では「さっき描いた顔そのままだわーわたし絵心のかたまり♡」と
自画自賛で、恐怖心を和らげる)
「ちょっと!誰が描いたよの!!」
「誰のせいでこんな顔になってると思ってるのよ!!!」
え?わたしのせい?
ヤバ母の言葉を分解すると
「わたしが鬼のような顔になったのは、佐賀子が悪いからでしょ」
「佐賀子がもっといい子だったら、こんな顔にはなってないの!!」
・・・いやいやいや!
私が生まれる前から、その顔だったんじゃない?
でも言えないっすよ。100%金棒パンチが飛んできますからね。
結局、わたしが悪い、わたしのせいってことで、謝るんす。
こういうのって、毒親あるあるだと思うんすけど、みなさんどうですか?
もう、いちいち感じることも、思うことも、考えることも
何もかも億劫になるもんですよ。
どうせ「わたしが悪い」「ごめんなさい」っていう正解がある以上
考えたってムダだし、面倒くさいったらありゃしないっす。
哀しむこともムダでしたわ。
最近の出来事なんですけど、北海道にいるわたしに、
ヤバ母のスマホから連絡先が1件消えただけで
「ねぇ、なんかした?」って疑われちゃって!
えっ?わたしがハッカーに進化してると思ってんの?
そんな技術力あったら、もっと建設的なことに使うわよ!美人(自称)がハッカーとかカッコよすぎるでしょ。その接し方で、優秀に育つわけないっすよ!笑
毒親育ちあるある:全部あなたのせい病
子どもに鬼って描かれたら「もっと笑顔でいよう」とか考えません?
いや、わかんないっすけど。
とにかく、ヤバ母は違ったんす。
不快な気持ちにさせた「犯人」を見つけて、即、死刑判決!刑は気分次第の裁判長。
「もっと笑顔でいて欲しい」っていうメッセージだったのに、
「鬼のようなのは嫌だ」っていう気もちだったのに、
返ってきた答えは「鬼にしているのはお前だ!!」っす。
なかなかの、コミュニケーションエラーっす。
ヤバ母への期待は、ムダっすね。
みんなも似たような経験ありません?
自分の気もちを伝えたくて、でもどうしたらいいかわからなくて、伝えてみたら余計ひどくなって...ってやつ!
わたしはいつでも悪くて、生きてるだけで害悪?!
さてさて、こういう「いつも、わたしのせい」っていうのが毎日続いて、わたしはこんなことを信じました。
・わたしは、不安に取り憑かれた人が、どんなことをしてきても、許さなければいけない人間だ
・わたしは、人を不快にさせる気もちが湧く人間だ
・わたしは、いつでも悪く、生きているだけで害悪な人間だ
・わたしの願いは他人を不快にさせ迷惑だし、わたしは恥ずかしい人間だ
いやぁ、表面的には「ヤバ母、ヤッバいわー」と思いながら、心の奥深くでは自分を強烈に責めてましたよ。
みんなも似たような経験ありません?(2回目)
毒親育ちの処方箋
似たような経験をして、同じように毒されちゃってたら、わたしみたいに真に受けて、悲しんで、自分を責めて、それでも親に期待して、許されようとして頑張る...なんて、そんな時間、もったいないっすからね。
その時間があったら、
なんかさ、
「冬は寒いけど、服が可愛いんだよな〜」
「マフラーひとつで印象がガラリと変わって、萌えるぅ・・」
「コートって、何枚も欲しくなっちゃうのよね・・♡」って
ニヤニヤしたり、肌さわりのよさにのたうちまわったり、
とにかく、服を買いに行って機嫌よくするのがいいと思う!
次回は、「ピアノは好き。でもヤバ母の期待や押しつけが嫌」です。
読んでくれてありがとう。
心からの愛と毒を込めて。
佐賀子