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『氷室冴子とその時代』が重版しました

このところ他仕事に追われていてnoteの更新が滞っていて申し訳ありません。先日元小学館の編集者辻元吉昭さん(『ライジング!』を立ち上げた方です)にお会いするなど書きたいネタは溜まっているのですが、どうしても時間が取れず…。近日中に公開したいと思っています。

さて、私がバタバタしている間によいお知らせがいくつかありました。まずはこちらから、『氷室冴子とその時代』の重版が決まりました!前著『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』と同様、刊行後一ヶ月で重版という早いペースです。これも拙著をご購入くださったり、情報を広めてくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。重版自体はとても嬉しいですが、一方で氷室冴子さんというテーマならもっと多くの方に届いてもよいはずだという気持ちもあります。私も引き続き宣伝を頑張ります。

そしてリアルサウンドブックに『氷室冴子とその時代』の書評がアップされました。「時代と対峙し続けた少女小説家・氷室冴子のフェミニズム的な視線ーー『氷室冴子とその時代』を読む」、書き手はライターの香月孝史さんです。「嵯峨が本書の冒頭を、2019年2月にインターネット上に綴られたとある匿名投稿からスタートし現在形のトピックへと接続させているように、『氷室冴子とその時代』が見据えるのは過去ではなく今日である。常に目の前の時代と結び合った氷室冴子の言葉は、何より現在のために読み返されねばならない」という香月さんの結びは、本書の狙いを的確に汲み取ってくださっています。

実はこの他にも新聞社の取材や講演系のお仕事などにもお声がけいただいているので、情報公開のタイミングに合わせてお知らせいたします。少しだけ先出しすると氷室冴子さんについての講座を来年開催します。情報解禁は11月19日で、twitterの方で告知予定です。こちらもぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

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