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紫金山・アトラス彗星と、ハレー彗星と不登校。

今日、17:30頃、

うっすらと西の空に、紫金山・アトラス彗星が肉眼で見えました。

美しかったです。

見ながら、1986年のハレー彗星ブームを思い出していました。

今から思うと異様な(笑)フィーバーでしたが、接近前から本や雑誌が出たりして、私も夢中でした。

当時、私は小学校の登校拒否の真っ最中。
週に数日、午前中、仕事に向かう途中の母に連れられ学校へ行き、玄関で担任、たまに級友に面会し、家で書いた作文や絵を見せていました (それで出席扱いにしてくれていたのです…) 。

ある日ハレー彗星の絵を描いて持っていきました。

それを、学校の玄関で担任に見せたことを、さっき彗星を見ながら思い出しました。

小学校の玄関の温度感、段差、聞こえてくる同級生達の声。

塗りたくった絵の具のために、よれた画用紙、ざらついた手触り。

「おおーハレー彗星かー」という、なんとなく困ったような担任の声。


そういったことが鮮明に蘇ってきて、

心の古傷がひどく疼きました。

紫金山・アトラス彗星は、
明日、明後日と次第に仰角が上がりながら、今週いっぱい、日没後の1時間ほど、西の空に見られるそうです。

明日も明後日も、見ようと思います。

見れば見るほど、
それを美しいと感じれば感じるほど、

彗星にまつわる苦い記憶が、上書きされていくのではないでしょうか。

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