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かべつよし

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2000年の販売以降、20年以上の長きに渡って全国各地の耐震補強現場でご利用頂いております高耐力耐震ボードの「かべつよし」。天井や床を壊さず施工できる為、短い工期で効果的に補強す…
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06_かべつよし土壁施工時の注意点

土壁の住宅の壁に『かべつよし』を施工する場合は、土はどうするの? というご質問をよく頂きます。 HPで公開・ダウンロードが可能な『設計施工説明書』の記載内容で説明させて頂きます。 ※てもと施工型MDFかべつよし真壁を例にとります。 ※P68から施工の手順を説明しております。 最初に結論を申し上げると、 土壁や筋交いがかべつよしの施工で干渉する場合 土壁や筋交いを撤去して頂き、柱内にはなにもない状態にして頂くことを基本としています。 では、土壁がある状態で『かべつよし

01_かべつよし、どんな商品?

このたびは弊社耐震ボード「かべつよし」の記事をご精読頂きましてありがとうございます。 超高耐力ボードかべつよしの特徴を5つお伝えします。 [1]天井・床を壊さない高耐力壁のパイオニア 耐震補強工事の代表格である筋交いや構造用合板は下記のとおり天井・床を壊して取り付ける仕様でした。 しかも最大10kN/mである壁の強さの上限の1/3から1/2の強さしかありません。 そこで2000年に業界ではじめて天井・床を壊さず上限に限りなく近い高耐力壁として誕生したのが「かべつよし

05_連続施工する場合の注意点

[ご質問・ご相談は、記事末尾の連絡先までお気軽にお問合せ下さい] これまでかべつよしを3尺の壁に施工して頂く際のポイント ・MDFかモイスか ・大壁か入隅か真壁か ・柱頭金物がてもとせーこかオリジナルコーナー金物か を別の記事で説明しました。 これとは別に、かべつよしには6尺以上連続して施工する場合の仕様もありそのポイントを説明いたします。 ・通常柱の連続施工 ・間柱しかない場合の添え柱仕様 ・柱がない場合の後施工柱仕様 の3つです。 ■通常柱の連続施工 6尺

04_てもと施工型ってなに?

[ご質問・ご相談は、記事末尾の連絡先までお気軽にお問合せ下さい] かべつよしに同梱されている柱頭金物は下記の2種類ございます。 ・てもと施工型(てもとせーこという柱頭金物を使用) ・オリジナルコーナー型(従来のL型の柱頭金物、現在も取扱いは継続) 耐力や寸法の違いが下記になります。 オリジナルコーナー金物を柱脚と柱頭と4つ設置していた従来の仕様から柱頭金物をなぜてもとせーこに変更した仕様も追加したかと言いますと、 かべつよしを実際に使っていただいている現場の声に対応

03_大壁と真壁と入隅の3仕様

[ご質問・ご相談は、記事末尾の連絡先までお気軽にお問合せ下さい] かべつよしを設置して頂く場合、下記の3つの仕様があります。 大壁仕様 入隅仕様 真壁仕様 上から俯瞰するとボードをどこに留め付けるかで変わります。 【面材(ボード)を留め付ける場所】 大壁仕様・・・両端の柱の芯芯にボードを留め付ける 入隅仕様・・・入隅側は柱に打ち付けた受材(縦桟)にボードを留め付ける 真壁仕様・・・両方を受材(縦残)に留め付け、かつ柱内にしてチリもとる また当然ですが、3つの仕様は強

02_MDF?モイス?どれを選ぶか

[ご質問・ご相談は、記事末尾の連絡先までお気軽にお問合せ下さい] かべつよしはボード(面材)が2種類あります。 1つはMDFかべつよし、もう1つはモイスかべつよしです。 注文数はほぼ同じですので、下記の違いをご確認いただきどちらかお選び頂いたうえでご注文ください。 悩まれる場合やゆっくり検討するお時間がない場合は、 モイスかべつよし をおススメします。 理由は連続して設置できたり直貼りも可能という汎用性や施工性の高さです。 耐震案件のサポートが弊社の最大の特徴です

08_長押補強キットのポイント

[この記事はかべつよしの中級者さま向けの記事となります] 耐震補強に弊社耐震ボード「かべつよし」をご検討いただきましてありがとうございます。長押補強キットについてよく頂くご質問をまとめました。 ①&② 長押補強キットは「モイス」の「真壁仕様」のみ! 和室の施工でつかわれる「かべつよし」は「モイスかべつよし」の真壁仕様 をご利用頂く機会が多いです。 そして和室の真壁には長押があるため、長押補強キットというオプション品もご用意しております。 名前の通り、和室の長押がある壁に

10_かべつよしのポイントまとめ

住宅の耐震性を向上できる弊社主力商品「かべつよし」 2000年の販売開始以来、20年以上に渡って多くの事業者様にご利用頂いております。 今回は、初めてもしくは久しぶりに「かべつよし」をご利用頂く方向けによく頂くご質問や知っておいたら役立つポイントをご紹介します ポイント① 天井・床を壊さないから工期の短縮・安価で工事が可能 天井・床を解体せずに壁補強ができるので、手間・時間・騒音・粉塵等のリスクを抑えられます。また、建築防災協会の認定も取得していますので、補助金の対象