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クセからの音と繊細さ
Safeology研究所の田中です。
先週土曜の午後、「福井発!ビジネスプランコンテスト2023最終選考会」に参加しました。私の同僚が教えるブランディングの授業では、このコンテストへの応募を最終課題としています。
田中ゼミの一人が最終選考に選ばれたのですが、とても良い発表でした!
彼女は、図書館などで隣席の人が発する鉛筆のコツコツ音が気になることから越前和紙製の下敷きを企画しました。審査員にサンプルを配布したところ、委員長から書き味が心地良いとの高評価コメントもいただき、学生の部の準グランプリを受賞!
そんな彼女は、「HSPとの付き合い方」というタイトルで卒業研究を行いました。HSP(Highly Sensitive Person)とは、感受性が非常に強く、光・音や感情などに敏感で刺激を受けやすい人のこと。5人に1人はHSP性質があるそうです。この研究の目的は、①多くの人にHSPに関して知ってもらうこと、②HSP気質を持っている人が自分だけではないことを伝えること。
私もHSP簡易チェックを行いましたが、度合いが低いようです。そんな私でも、周囲の振る舞いが気になることがあります。たとえば、今日は飛行機で東京から戻ってきたのですが、隣の方が革靴で床を定期的にコツコツしたり頻繁に足を組み替えたりするのが気になって気になって…。あと、ボールペンをカチカチするノック音も気になるなぁ。
前回のnoteで森田さんは、許容量を超える仕事とそれに伴うストレスにまみれていたと書き出しています。私はマインドフルネスと出会ってから、仕事が充実していても(忙しいと言わず、充実していると言いなさいと昔学生に指摘されたので…)、ストレスをあまり感じず、毎日を楽しめています。それに、子どもの頃から全身が硬いのに、肩こりや頭痛はあまり経験がありません。
そんな私でも、先ほどのようなコツコツやカチカチなどの音には、ストレスを感じます。
繊細さんへの理解がもっと広がるといいな。
※この記事の写真は、和紙の原料であるミツマタの花です。
文/田中洋一(Safeology研究所研究員/仁愛女子短期大学教授)