序盤に はなまき

序盤に はなまき

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きみがこの記事を読もうとしている事実について、僕は何も興味を持っていないし、何かを言う権利もない。

白無地の背景の中で規則的な点滅を繰り返すカーソルは、もう1時間ほどその場に留まっていた。 時を同じくして、私の指も携帯電話の液晶からわずか1cm上空で何を書こうかと戸惑い留まっている。 これは体感の話であり、実際留まっていた時間は、ていの良い書き出しを考えるまでの5分だったかも知れないし、その後ただ片手間にSNSをぼうと2時間眺めながら書き連ねられた話だったかも知れない。 正直、書き出した時間なんて今読んでいるあなたには興味のない話題であり、暇の虫である私にとっても些細な問

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