偉いのは継続か挑戦か
僕は小1から高3までの12年間水泳をやってきた。
小学校6年間はスイミングスクール、中高は部活に入っていた。ちなむと、この垢の名前まるしゃんは、フランスの競泳選手レオン・マルシャンからとっている。400m個人メドレーの世界記録保持者である。
水泳が大好きでずっと続けてきた訳では正直ない。好きは好きだったが、辞め時を失ってしまった、と言った方が正確な気がする。
今まで費やしていたことをわざわざ辞めて、新しいことに挑戦する勇気はなかった。今から新しいスポーツを始めたところで、ずっと前からやっている奴に勝てるわけがない。じゃあ今まで自分が歩いてきた道をそのまま進む方が安牌だ。そう思っていた。良く言えば「継続する力がある」、悪く言えば「挑戦に怯えた小心者」。
かと言って過去の自分が新しい挑戦をしようと思わなかった訳ではない。中学に入ったばかりの部活動見学はバレー、野球、剣道、卓球、吹奏楽、かなり行った。つまり挑戦の実行ができなかったのである。
だから自分にとって、学年が上がり新しい環境に身を置くたびに新しいことを始める人を尊敬する。友人で、小学校は野球、中学はバスケ、高校はラグビー、大学はアイスホッケー、という人がいるが、自分には彼が輝いて見える。
だから大学では水泳を続けることをやめた。飽きたと言い聞かせて新しいことを始めることにしたのだ。
学校の体育のバスケが好きだったから、バスケサークルに入ったし、高校の文化祭で有志で出たバンドが楽しかったから軽音サークルに入ったし、英語力を伸ばして海外に行きたかったから英語ディベート部に入った。
でも大学に入って約半年、今ではどれも行っていない。
バスケサークルは飲みサーであって、あまりバスケの熱がない集団であったし、合宿の金銭トラブルに早々巻き込まれてしまって億劫になってしまった。軽音はインカレで他の大学が大半を占めていて、コミュニティに馴染むのがうまくできなかった。新しく始めたギターは初心者過ぎてバンドに入っても迷惑をかけると思って渋ってしまった。英語ディベート部は、皆帰国子女ばかりで自分の英語力とはかけ離れていた。
挑戦を試みて、なかなか上手くはいかないことを積み重ねすぎて今少し辛い。そりゃたまたま始めた水泳を軸に、挑戦を辞めて、継続力だとかこつけて生きるのが楽だと思い知らされた。
また水泳部に入りたくなってしまった。
これは水泳をやりたいのか、はたまた挑戦を試みて失敗したことで生き場を求めているのか。後者なんだろうけど、今更新歓に行っておけば良かったと後悔している。水泳を知っている人のために言っておくと、50m自由形27.3秒、100m自由形1.00.3秒、50m平泳ぎ33秒、ほどである。高校の頃はほぼ惰性で続けていたので、これらは中3の自己ベスト。
大学の話に戻ろう。
まだ希望があるとすれば、4月にアコギを買ってからだいぶ上手くなったことだ。アコースティックバンドサークルに今居場所を確立できつつある。ついでにエレキギターも欲しくなったが、限界大学生であるからエレキはお金がなくて買えていない。
もう少し自分の人生に彩りが生まれればなあと思っている。だから、また他の視点から挑戦の機会を探ってみようと思っている。
次は何をやろうか。
起業、投資とかいいな
DTMで作曲してみたいな
あ、もう一回英語を頑張ろうかな
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