水面のゆらぎと在ること

水面のゆらぎと在ること

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ほぅら

息を難しく感じてしまうとき 食を嫌悪してしまうとき 天の皺を数えているとき 意識の縁から ちんまりと友が現れる マラカスを持ちて ほぅら 君も持つといいと ただ 其処に居座るのだ

    • うつつ

      ◇ 何かを探してる 友の囁き 火薬の匂い 散らす線香花火 砂を噛むような話だと、視えぬ潮目が揺れる 満ちて回り 退いて踊る 幻の岸の際 擦り減る蝉の断末魔で 目を覚ます

      • 座礁

        ◯ 目の眩む変外界に 皺をつくり睨みつけ 思いがけぬ芯は底より出で来る

        • はるそら あくそら くらきそら 穴から何がみえようか 転び眺めるわたしの目 暗き中の白き穴 ぽっかりあくあの穴は きっと誰もみておらん そこにわたしの身一つ #眠れない夜に #詩

          手紙を書くとは

          手紙を書くとは恥ずかしさをいかに消化できるかにある ことさら電子に乗せすぐ側に行ける今日に 恥ずかしく思うのは可笑しなことか 日をまたごうが、またぐまいが 私にとっては重い一歩なのである 手紙は、人と人を結びつける不思議な媒体だ。 文字の背後には、思いやりや愛情が込められ、深い感慨が宿るものであり。手紙を書くという行為は、単なるコミュニケーションの手段ではなく、心の結びつきを育む奇跡ではないか。 手紙を受け取ったとき、その紙の暖かみが私を包み込み、心の奥底に

          手紙を書くとは