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開発生産性の優れた企業を表彰 - Findy Team+ Award 2024のデザインリニューアルの裏側
こんにちは!
ファインディのコミュニケーションデザイナー、イケダ(@ikdyj11778)です!
僕がクリエイティブを担当しているFindy Team+では、年に1度、開発生産性が優れたエンジニア組織・個人を称える式典『Findy Team+ Award』を企画しており、今年も10/31(木)に無事開催することができました!!
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イベント後に実施した参加者アンケートでは、なんと満足度94%という結果に!もちろん、事業部の素晴らしい企画があってこそですが、デザインを通して促進できたことは、コミュニケーションデザイナーとして自信になりました。
本noteではその振り返りを通して、デザイナーの事業部連携や、参加者体験を最大化させたデザインワークをご紹介したいと思います。
👀 こんな方に読んでほしい
・イベント担当のデザイナーになったけど、何をすればいいの?
・大型イベントにおいて、合意形成ってどう進めるの?
といった疑問を持っている方
イベント概要
【イベント名】Findy Team+ Award 2024
【開催日時】2024年10月31日(木) 14:30~
【開催場所】品川プリンスホテル + オンライン配信
【対象】Findy Team+の利用を通して、開発生産性の可視化・向上への取り組みが優れたエンジニア組織・個人
【参加費】無料
【SNSハッシュタグ】 #FindyTeamAward
【主催】ファインディ株式会社
全体の流れ
Findy Team+ Award(以下Award)では、実際の式典が行われる半年前からエントリーを募集開始するため、大きく2つのフェーズに区切って進行しました。
①エントリー募集開始に伴うLP公開(4〜5月)
②表彰企業発表に伴うLP更新、当日用の準備(9〜10月)
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キックオフでやったこと
スケジュールの確認
プレスリリース公開日、LP公開日、イベント開催日PO(プロジェクトオーナー)と制作体制の確認
進行管理、アートディレクター/デザイナー、実装などなどデザインでチャレンジしたいことのすり合わせ
4月のキックオフでは、今年のデザインワークでチャレンジしたいことを、事業部・デザインチーム双方から伝え合いました。本イベントは初開催の2021年から3回目ということもあり、継続する部分と変えるべき部分を議論していきました。
前提:デザインチームのお気持ち
初回開催から2年経ち、表彰や称賛をテーマとした厳かなビジュアルよりも、もっとFindy Team+らしい、カジュアル感と先進性を含んだ表現にしてみたい
From 事業部
・Findy Team+のカラーをもう少し明確に出したほうが良さそう
・コミュニティっぽさを出すか、少し悩んでいる
・権威付けとの両立が難しい気がしている
・本来の目的はFindy Team+のロイヤリティ向上である
From デザインチーム
・直線、上昇感、透明感、スピード感をもっと出したほうがTeam+らしい
・重厚感を少し減らす=カジュアルに振ったほうがコミュニティ感、手作り感の演出になる
・受賞トロフィーを見せたら権威性のアピールになりそう
事業部側の「悩んでいる」「難しい気がしている」という言葉、良いですね。
こうした課題感をどう解決できるかが、まさにデザイナーが介在する価値だと思っています。
僕は新しいビジュアル開発が大好き中の大好きなので、こうしたリクエストは大好物なのですが、中には苦手なデザイナーの方もいるかもしれません。そんなときは下記を実践してみてください。
資料をキーワードでカテゴライズ=事業部との共通言語をつくる
太字にする必要がないほどデザイナーにとってはポピュラーな方法ですが、言語化が結局一番スムーズです。これは名詞でも形容詞でも大丈夫。
もちろん人によって主観は異なりますが、大事なのは事業部側との共通言語を持つこと。キーワードと資料に差異を感じたら随時すり合わせればOK。今回は下図のように整理してみました。
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事業部と相談して「直線、上昇、透明感」にて方向性を決定し、制作を進めていきました。
デザインワーク
ここからは、実際につくったクリエイティブの詳細をご紹介します!
KV
事業部とのコミュニケーションを経て、最終コンセプトは「うねり」に決定しました。
・Findy Team+およびAwardの発展性、開発生産性がもたらす可能性
・Award全体の権威を醸成してくれている各社の取り組みへのフォーカス
・Awardとしてのスペシャリティー
これらを抽象化して、Findy Team+ Awardや開発生産性がより多くのステークホルダーを巻き込むムーブメントになるように願いを込めています。
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LP
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今回はStudio実装だったのですが、ビジュアルの構造を活かすため、タイトルロゴが出る前後にモーションを入れてもらいました。実装してくれた向さん(@osk_kamui)、わがままを聞いてくれてありがとう!!
受賞トロフィー
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Award受賞企業/個人の方へ送られるトロフィーは毎年デザインを変えています。今年はKVに合わせて、ブロック模様かつ直線的な印象のボディを選びました。
会場装飾①スタンドパネル
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会場装飾②フォトパネル
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今回特に反響が大きかったのがフォトパネルでした。SNS拡散や、受賞者の皆さんとのコミュニケーションを目的に制作したのですが、これが大正解!社内外問わず多くの方に撮影していただき、盛り上げに一役買いました。Xでの反応もシェアさせてもらいます!
楽しかった!!!
— Keita Suzuki | amptalk (@leonis_sk) October 31, 2024
ありがたいことにユーザ企業様からもお声がけいただいて、開発力を高めて良いプロダクトを届けねば!と決意を新たにする日でした
#FindyTeamAward pic.twitter.com/lMMc2nk1Zj
Findy Team+ Award 2024にて「Frontier Award」を受賞しました!本日は授賞式に来ております#FindyTeamAward pic.twitter.com/afxUHJHHgZ
— カケハシ技術広報 (@kakehashi_dev) October 31, 2024
授賞式にもお邪魔してます!
— 山口 拓弥 (@yamat47) October 31, 2024
(多分聴衆の枠だと一番乗りでした)#FindyTeamAward https://t.co/5WB9LJSKRy pic.twitter.com/FIvxlizZzF
会場にチェックイン!
— あいざわこうすけ@ourly執行役員CTO (@tigers_loveng) October 31, 2024
歴代のCSの方々と!!@pd2ljz @Findy_Sho @findy_misato_s @naoto__911#FindyTeamAward pic.twitter.com/qJOUZTWtUf
よーたんと一緒に会場IN😆‼️
— 福ちゃん@㍿ゆめみCCO⭐️会えばわかる広報 (@fukutaro_yumemi) October 31, 2024
受賞企業のみなさまおめでとうございまギュン⤴️⤴️✨
#FindyTeamAward pic.twitter.com/4MdA03MllY
ノベルティ(ステッカー、紙袋、液晶クロス)
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今回のノベルティは、昨年のメインデザイナーだったぱやさん(@payatsun)とも都度共有しながら、「Awardらしいスペシャルなデザイン」「普段使いもできて、常にFindy Team+を思い出してもらえる」という点を重視したものにしました。
やってよかったこと3選
イベント準備を通して、やってよかったと思うことを3点ご紹介します!
①定例MTGとWBSの運用
キックオフ後、早々に日次MTGを組みました。フェーズ①までは毎日15分、フェーズ②までは隔日30分というクイックなMTGです。もちろん、事業部と抜け漏れなくスピーディに連携するためなのですが、同時にPOや関係者にデザイン側の進捗を知ってもらい、問題なく進行できるようにするためでもあります。
「このデザインどう思いますか?」「〇〇さんの肩書き変わるので対応お願いします!」「画像素材の共有はいつになりそうですか?」「他に必要なものはありませんか?」など、大小様々なToDoをキャッチするには効果的。お互いに進捗を確認し合うことで、大きな手戻りなく進めることができました。
そしてWBSは、スプレッドシートにて成果物軸で管理。各タスクを紐解き、事業部側にガントチャートでまとめてもらいました。イベント会社 or 弊社のどちらがボールを持つのかを明確に整理できたと思います。
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②イベントの印象をコントロールするアートディレクション
アートディレクションで意識することの1つに、どのクリエイティブを見ても世界観が統一されている=共通のイベントであることが直感的に伝わる点が挙げられます。例えば、今回はKV開発に合わせてイベントロゴと受賞バッジロゴの2つのロゴを制作したのですが、制作していく上で後から必要になった派生デザインもあったので、展開時のルールを明確に分けました。
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これにより、制作物が増えても何に紐づくコミュニケーションかを物差しにすればよいので、迷わずコミュニケーション設計ができました。
③デザインの力で絶対に成功させるという意志でやりきった
今回のデザインリニューアルは終始楽しく進められた一方で、緊張感もありました。Findy Team+らしさを反映しつつ新たなトーン&マナーを探り、Awardとしての権威性も担保する。このバランスを取りながらの制作は簡単ではありませんでしたが、絶対に成功させる意志を持ってやりきったことが何よりの要因でした。事業部とコミュニケーションを重ね、意図を適切に読み取り、最適なデザインで体験を最大化できたことは、事業成果につなげるデザイナーとして自信が深まった成功体験です。
満足度 94%の参加者体験
このようにAwardを盛り上げるべく、事業部と細部までこだわって設計した結果、参加者アンケートでは、満足度94%という結果に!
もちろん事業部の素晴らしい企画があってこそですが、華と権威性をデザインで添えられたことは、コミュニケーションデザイナーとして自信になりました。参加者の皆さんからの嬉しい回答も共有させていただきます!
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まとめ
というわけで、半年に渡り携わったイベントを終えたので僕も自分を褒めてあげたいと思います。本当に楽しかった!!
次回開催もデザインの力でさらに盛り上げる決意とともに、本noteを締めさせていただきます。
POの智貴さん、全体進行のあおばさん、先人のぱやさん、スーパー実装マン向さん、携わった全ての皆さん、ありがとうございました!
さいごに
ファインディでは、デザインで事業貢献を叶えるため、素敵な仲間を募集しています!少しでも興味のある方は、ぜひ一度お話しましょう!🙌