ひとりだったらしてないしひとりだったらできなかった
私の意見は小規模特認校になり
小学校が存続すること
この主張を一緒に思いあたため
発信し出した人の存在があった
彼女は綺麗なお母さんだった
コミュニケーション能力が高く気配りができ
上手に人に声かけ次に進む
行動力の持主だった
一生懸命に熱くなり
だからこそ抱いた悔しい気持ちを
次に昇華できる力強さも持つ
気づけば彼女はとても頼りになる
私の相方になっていた
私はいつも言葉が出にくくて
黙ってることが多いから
何考えてるかわからない
あやしい存在になりがちで
ひとりで考えてひとりでするから
人がついて来てなくてアレみたいになりがちで
そんな私と世の中を繋いでくれる
とても頼りになる相方になっていた
彼女はこの地で生まれ
かの小学校では学級委員をしてた
そういうことが小さい時から好きだったんだって
チャレンジしたい!と声高に
固く沈んだ話し合いの場で
はっきり主張してくれたのは彼女
私はたまたまこの地にやって来た余所者で
43人3クラスという教育環境で育ち
勉強も運動も真ん中で
話すのも得意じゃないから
静かに目立たず一日を終えて
放課後は家でテレビを観て過ごす
静かにマイペースに小学校時代を過ごしてた
少人数クラスのいいところは
静かに目立たず一日を終えることなんて
出来ないことだと思っている
私は多人数にまぎれて
特定の友達としか話さなかったし
先生と喋ったこととか思い出とか
そんな記憶はあんまりない
だからって今まで困ったことはなかったけれど
ひょっとして
もうちょっと誰かに注目されたり
大人と話して得た選択肢とか
何かが生まれてたのかもしれないかなとか
ひょっとしてって今、思えなくもない
小規模校のよさはそんな
人との距離の近さにあると私は思っている
12歳までの小さい時に
あなたが大事を肌で感じること
わたしを気にかけてくれる人がいると知ること
個性をしっかり認めてもらうこと
そういう時間が経験が
かの小学校では持つことが出来ているんじゃないのかと
勝手な想像だけど思っている