中秋節と教師節~スタバと月餅~
ここのところ、日の出がみるみる遅くなり、日が沈むのも驚くほど早くなりました。西日は白く鋭角に差し、それが緩やかに橙色にかわり、いよいよ夜がやってきます。秋の夜長を感じたのはいつぶりでしょう。昨日は読書をして過ごしました。日本各地の伝承を集めた本で、現代日本に当てはめながら。多くが「男女関係のもつれ」「理解できないものをバケモノとする」「セクハラ」で、男女関係の割り切れなさ、バケモノの先にあるものを掘り下げるのが楽しいです。
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もうすぐ中秋節。
街のパン屋やケーキ屋、スーパーでは月餅がうず高く積まれ、まるでクリスマスの前のような浮き足立った雰囲気。種類も多種多様で、肉餡、卵餡など、これまでの月餅の概念を覆されました。
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中秋節は学校も休みになり、家で家族とゆっくり話したりするのが本来の過ごし方だそうです。しかし、赴任校は教育重点校のため休校にはせず、そのかわり学生に1人1つ月餅を支給。
「本当は休みたいだろうし、寮生活の学生も家族に会いたいのよね、仕方ないけれど」
と同僚の先生が言っていました。この国の学生に若白髪が多いのは、このような理由なのではないかと、以前から疑っています。
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昨日は『教師の日』で、学校から教師に月餅が配られました。立派な外装には、中国文化が凝縮されているように感じます。私にも1箱支給があり、大変ありがたく嬉しい気持でいます。同室の英語科の先生から『Moon Cake!』(サムズアップ!)と手渡されました。「ほほうムーンケーキか」とおもいました。
【教員に支給された月餅。お歳暮のビール12缶セットくらいの大きさ。過剰包装だけれど、これで生活している人もいるのでしょう。】
教師の日は、スーパーでも優待が行われるなど、大きなイベント。私も同僚の先生たちとスーパーへ行き、大量のティッシュをもらって帰りました。
余談ですが、こちらのスタバには月餅があり、とっても可愛いので観光客に大人気だそう。写真を載せておきます。
スタバの月餅。ベトナムにもあるようです。
マグカップ類。共通なのかな。
2019年9月11日 選り抜き協力隊日記
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【一言メモ】
写真は北京のスタバで撮影。「高い割に……」「もしかしてコーヒーを薄めているんじゃない……?」なんていうコソコソ話も。薄めているはどうかはわかりませんが、油断するとすぐに50元くらいになります。任地で自炊するとしたら、少なくとも20日は食いつなげる額です。
価格の面からも、注文のしやすさからも、この頃はラッキンコーヒーが大人気でした。粉飾決算のニュースが出ていましたね。一度くらい利用してみたいと思いつつ、機会がありませんでした。
……振り返ると、スーパーやら月餅やら、同僚たちには暮らしやすいようたくさん構ってもらいました。ちゃんとお礼を言いたいです。
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