さえおの年またぎ9日連続朝ラン
2024年12月27日。
仕事納めの日。
やっと、今年のクソみてえな仕事が終わった。
さて、御徒町の駅前で一杯ひっかけて今年一年頑張った自分を労うとするか。
確か帰り道の絶品肉刺しのある居酒屋にキンミヤのボトル入れてたはずだ。
いや、ダメだ。
御徒町界隈の飲食店を巡り歩いて散々食って飲んでる内に体重がとんでもなく増えてしまったのだ。
🔻その理由はコチラ🔻
このままだと中年太り一直線…
何とかしないとヤバい。
仕事中に、ぼんやりとある事を考えていた。
今回の年末年始の休みは9連休。
何かに挑戦するならもってこいの膨大な時間がある。
何かやらねば。
過去に元旦に三年連続で高尾山を登るという試みをした事がある。
🔻その時の様子はコチラ🔻
関東はなぜか元旦は快晴になるのだ。
山頂から見える富士山。
素晴らしい景観と共に清々しい気分になれた。
だが、たった一日山に登るだけ。
イベントとしては若干物足りない。
健康的かつ精神的にも鍛錬になること。
朝ラン。
これしかないだろう。
幸いにも俺はランニングの習慣がある。
とは言え、土日の朝に気が向いた時だけだ。
ちょうどいい機会だからやってみることにしよう。
もはやライフワークの一つとなっているウォーキングアプリのドラクエウォークも大規模なイベントを開催中だしな。
と、そんな事を思い出し一杯ひっかけるのをやめて早々に帰宅。
そして明くる日。
12月28日(土曜日)
日の出の時間に合わせて朝ランの第一日目に出発。
とりあえずよくやった。
最大限に自らを褒め称える。
自宅のすぐ近くを流れる隅田川。
そこを渡す橋から次の橋までをぐるっと一周するのがいつものコースだ。
車やバイクも進入禁止なので、イヤホンで音楽を聴きながら走ることが出来る。
初日のプレイリストの一曲目は決めていた。
俺の青春時代を彩ってくれた思い出のバンド「LINDBERG」
そして曲は【every little thing every precious thing】
リリースは1996年、アルバムLINDBERG IXに収録されている神曲である。
阪神タイガースのストッパー藤川球児が登板する時のテーマソングとしても有名なこの曲。
奇跡のゴール信じて🎵
今大地を踏み出した🎵
まさに朝ラン初日に相応しい曲。
ボーカルの渡瀬マキさんは若かりし頃の俺の理想の女性だった。
歌が上手で明るくて元気で美人で笑顔が可愛い。
そんな素敵な彼女も近年機能性発声障害を患い、歌い手として一番大事な声が出なくなってしまった時期があったそうだ。
最近は徐々に活動を再開しているようだ、今後の更なる活躍を祈っている。
そんなマキちゃんがエールを送ってくれていると錯覚しながら川沿いを懸命に走るオッさん。
最近ふくらはぎの肉離れがクセになっているので、あまり無理はせず合間に休憩とストレッチを交えながら走る。
橋を渡り折り返したあたりで、金色の光が川面を照らす。
寒くて辛い朝ランだが、この瞬間苦労が報われた気持ちになる。
そして、YouTube premiumのAIアルゴリズムが次々と俺の好みそうな曲をプレゼンしてくる。
ん?
こ、このイントロ。
ま、まさかっ。
クレイジードクター!!
そう日本のメタルシーンの立役者
LOUDNESS(ラウドネス)
若かりし頃のB'zの稲葉浩志が友達の家にて、コピーバンドでシャウトしていた曲。
そして、他の友達もやたら演奏がプロ並みに上手かった動画を思い出す。(気になる方はYouTubeで検索してみて欲しい)
ギターのタッカン(高崎晃)の超絶リフからの二井原実の唸るボーカル。
思わず足を止めてしまった。
やるな!YouTube!
そして忘れていたこの湧き上がる衝動。
ベビーメタル!!
いや違う、女の子三人ではない。
ヘビーメタル。
後にデビューするX JAPANに多大なる影響を与え、脱退したベースのTAIJIが加入した伝説のバンド。
類まれな才能と美しい容姿を持っていたが故にYOSHIKIが嫉妬し、
解雇されたTAIJIが憧れていたバンド。
それがLOUDNESS。
曲も中盤になり、タッカンのギターソロが始まる。
テケテケテケテケ🎵
テケテケテケテケ🎵
テケテケテケテケテケテケテー
ピロロ、ピロ、ピロロ
テレン、テレン、テレンテー
ギターのピッキングに合わせて徐々に俺のピッチも上がる
タッカン!タッカン!
タイジ!タイジ!
ものすごい勢いで走っているうちに初日のランは終了。
そのままの勢いで、ダッシュでファミマに入店。
ビールと焼酎ハイボールレモンのロング缶を買い、風呂上がりに一気に飲んだら強烈な睡魔に襲われる。
起きたらすっかり夕方であった。
フッ。
早起きはしておくもんだ。
後編につづく