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2024.10 #振り返りnote|日本語パートナーズの授業編 🇻🇳

こんにちは!
日本語パートナーズ ベトナム11期のさえです ❋

 ベトナムでの生活を始めて、早くも2ヶ月が経ちました。環境や活動にも慣れ始め、少しずつ自分なりのアレンジが効くようになってきた今日この頃。
 10月の1ヶ月間は、まさに光陰矢の如し。Halloweenが意味する末日に、活動を振り返ります 📒


日本語パートナーズの活動概要

 私たち日本語パートナーズは、学校内で大きく2種類の活動をします。

1. 日本語の授業をALT的な立ち位置でサポート
2. 日本の文化を紹介する活動の実施

 内容や比率については各学校によって異なりますが、日本語パートナーズの活動特徴については、以前の投稿をご参照ください ❋

1. 日本語授業のサポート

中学校

 中学校は1~4年生までの各学年1クラスずつ、計4クラスで活動します。ベトナムは小学校が5年制で、中学校が4年制です 🇻🇳
 中学1年生はひらがな学習からスタート。小学校で既習済の学生が半分程度いるので、レベルは二分しています。中学4年生は大体N3~4レベルで卒業します。
 授業中は新出単語の読み上げ、会話・発音指導、板書等がメインです。文法は現地の先生がベトナム語で説明しますから、その間はドラえもんのスタンプをポケットに忍ばせて机間巡視。板書ノートやプリントを確認して、よくできたね!とスタンプを押すと、とても喜んでくれます。
 帰宅後は宿題添削の山。ひらすら赤ペンを走らせて最後にキャラクターのスタンプを押印。右腕が悲鳴を上げますが、返却時の「せんせいありがとう!」を励みにして、最後まで抜かりなく。

 毎回頭を悩ませるのは教室アクテビティ。その日に学習した内容を踏まえて、ゲームやクイズを終盤15分で行い、定着を図ります。
 1番盛り上がったのは、黒板カルタ。黒板にランダムに1~3文字のひらがなを書き、私が読み上げたひらがなを先に叩けた方が勝ちというシンプルなゲームですが、ポイントは2つ、
 ① クラス全員の視界に入る黒板を舞台にする
 ② チーム分けで競争的活動にする
実際にゲームに参加できるのは学生2~3名だけ。しかし、学生の視線と垂直方向の黒板でカルタをやることで、着席中の学生にも効果があります。また、教室を2つに分けてチーム戦にすることで、より全員の参加とボルテージ向上を促すことが出来ました。

日本から持ってきたパステルカラーのハエ叩きで
黒板を打ちます!最近はこれを出すだけで、
歓声が上がります笑

 こうした活動のアイディアも、派遣前研修で学ぶことができます。1ヶ月間の研修内容については、以前の投稿をご参照ください ❋

高校

 派遣先の高校はハイフォンNo.1進学校。加えて、数少ない専門高校なので、日本語専攻のクラスがあります。1年生から3年生まで各1クラス、計3クラスの学生たちは、N3相当の入学試験を突破しているため、1年生でも日常会話は卒なくこなします。3年生は難関N1合格者も数名。
 授業では、プレゼンテーションやディスカッションがメイン。私は学生の発表を聞いて、コメントや誤用訂正をします。授業外では、JLPTの問題解説やスピーチコンテストの添削・発音指導などを行います。学生たちの日本語能力と学習意欲がとにかく高いので、それに応えられるよう、私も日本語の勉強を頑張っています🥹

 学生による発表の様子
毎回甲乙つけがたいものばかり

 高校ではもう1種類、第2言語クラスでも活動します。つまり、英語専攻の学生が第2言語として日本語を学習するクラスです。1年生と2年生に各2クラス、計4クラスの学生たちは英語はネイティブ級ですが、日本語はひらがなからスタートします。私も発音モデルや板書サポートがメインの役割。しかしながら、学生たちの素養は高く、真面目で飲み込みも早い。英文法と比較しながら、日本語を学習している姿が印象的です。

つづきに

 1ヶ月間の授業内容を振り返っただけでも、学びや経験を得られていると実感します。矢の如く過ぎる日々だからこそ、活字にしてアウトプットするフェーズは必要不可欠です。
 次回、日本語パートナーズのもう1つの役割、文化紹介活動を振り返ります🇯🇵

Xin hãy chờ đợi nó ! ( ベトナム語で、お楽しみに👋 )




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