リモートワークの実体験記録。
コロナウイルスの流行に伴って、
私が働いているホームページ制作会社でもリモートワークを主体の体制になりました。
その記録や、リモートワーク体制が整うまで、リモートでの課題などを、ここにまとめます。
リモートワークの期間と体制
会社がリモートワーク主体になったのは、緊急事態宣言がでた4月上旬〜5月下旬の間。
出勤するスタッフは当番制で、最小人数のみが出社する体制だったので、少ない週は全て在宅作業だったこともありました。
緊急事態宣言が解除された6月以降も、以前のような全員出社ではなく、
リモートワークか事務所作業かを自由に選べるスタイルへと変わっています。
私は作業の幅も広いので、その日の仕事内容や量に合わせて、
・集中して作業をしたいときは、リモートワーク
・保守作業など細かな対応が多いときは、事務所勤務
という形で選ぶようにしています。
まだ、この体制になってからは1ヶ月ちょっとですが、
当番制だった頃よりも、自由なスタイルのほうが、
私は効率よく作業ができてるように感じています。
他のスタッフをみると、作業内容だけでなく、
家庭状況や体調なども考慮しながら、働き方の選択をしているようです。
リモートワーク体制が整うまで
緊急事態宣言がでた際に、すぐにリモートワーク主体に切り替えれたのは、およそ1年前からフリーアドレスを目指して、会社の代表が環境整備を進めてくれていたおかげです。
どういった環境整備があったかというと、
【会社からの支給(2019年6月末)】
・当時新型のMacBook Proを全スタッフに配布
・モニター2台を全スタッフ統一のものに買い替え
・古いモニターは希望者に貸し出しへ
MacBook Proを家に持って帰って作業ができるようにが目的でしたので、
私は家の環境整備も必要でした。(自腹…)
【自宅の整備(2019年6月末〜)】
・古いモニターをつなぐための変換ケーブル
・作業用の机
・作業用の椅子
・家の回線を見直し(ケーブル → 光回線へ)
・Amazon Echo(話し相手に)
コロナウイルスで本格的にリモートワークが始まってからは、
【会社からの支給(2020年4月〜)】
・性能のいいイヤホンマイクの支給(Web会議用)
ぐらいです。
ただ、家の環境では、
【自宅の整備(2020年4月〜)】
・会社モニターを1台持ち帰り
・机とは別に、リラックスできる環境づくり
・スピーカーの購入
・小腹を埋めるチョコと蒟蒻ゼリーが欠かせない
・コーヒー
・(検討中)Apple Watch
といった感じで、
実際に在宅で作業してみてから、買い足したものも多くありました。
実際にリモートワークをしてでた問題点と対策
まず、物理的な環境からいくと、
①机の狭さ。
L字型で両サイドに固定で棚のあるタイプの机にしたため、
モニター2台(両方とも27型くらい)を置くのに四苦八苦しました。
最終的に一番しっくりきたのが、次の形です。
左にMacBook Pro(確認用)、真ん中に持ち帰ったモニター(作業用)、右に回転させた古いモニター(元データやファイル、業務ツール系)。
それでも、手書きで作業したいときが窮屈だったり、資料を広げるスペースがなかったり、マウスの接続が切れたり(L字が原因?)と不便はあったりで、まだまだ改良が必要です。
②ネットワークの不安定さ。
コミュニケーションツールで「Zoom」や「Skype」を利用していますが、たしか4月下旬頃から ” ネットワークの接続が不安定です ” というメッセージが時々でるようになりました。
自宅から繋いだときに、Zoomでの回線が固まったり、Skypeで音声と映像が表示されないことがあります。
いつも困っているわけではなく、たまに快適でない時がある感じなので、特に対策はしてないです。
原因は何なんでしょうね。
そして、精神的な面にでてきた問題が、
③オンとオフの切り替えができない。
リモートワークが始まって早々からだったんですが、起きてから寝るまで同じ家の中にいるためか、業務終了後も仕事モードが抜けませんでした。
それは休日も同じで、何をしてても仕事のことが気になってしまうのかリフレッシュがうまくできず、よくない精神状態が続いてたように思います。
そんな中で用意したのが、リラックススペース。
おうちキャンプ的な空間を、部屋の片隅に作りました。
業務がおわったあとに寛ぐ場所はここと決めて、ゆったりと過ごすことで、同じ家の中での生活もオンオフを切り替えれるようになりました。
④コミュニケーションを取りづらい。
ZoomやSkypeで気軽に聞きあってと言われたものの、
相手の状況が見えないためなのか、オンラインでは圧倒的に聞きづらいです。
同じ環境で働いてたときは、パッと聞けてたことも、リモートワークが始まってからは聞けなくなりましたね…。
緊急性が高いときはすぐ聞けますが、わざわざ聞くほどでもないことのタイミングが難しいです。
その解決策でよかったのが、先輩からの「困り事はないですか?」というチャットでの問いかけで、ささいな疑問を聞くことができました。
今も定期的に問いかけを続けてくれていて、小さなことも聞きやすくなりました。
⑤そして、寂しさ。
これは私の性格的な問題です。
誰にも会えない時間は、ただただ寂しかったです。
1日1回、朝礼のような感じでみんなが繋がる時間はありますけど…ね。
オンラインでは限界があるなと感じました。
今後でてきてほしいサービス
実際にリモートワークで働いてみて、こういうサービスがあればいいなと思ったのは、
「今、集中しているのであとから連絡して」っていうのが視覚でわかる機能です。
業務でタスク管理ツールを使ってるんですけど、
それを 「作業中」にしたときに、バーチャル空間にアバターのようなものも連動して「集中モード」になればいいのになと。
バーチャルオフィスといった感じになるんですかね。
その中のアバターをみたら、「この人、今は忙しそうだな」とか、「今は時間あいてそうだから質問してみようか」っていうのが視覚的にわかるようになれば、
離れていても一緒の環境で働いていたときのように、空気読んで話しかけることができるのになと思ってます。
誰かそういったツールを開発してほしいな〜という想いも、ここに込めておきます。
PCに負担をかけない、軽い動作のものが理想です〜。
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