【infini∞手帳術-013】ハレ貼れユカイ。
今年もまた手帳術講座を開催するので、いろんな人にイチから説明する場面が多くなってきている。
これは、人が変われば質問されるポイントも変わるわけで、その度に「自分がこの手帳術を使って伝えたいことは何か?」という大きな問いに返ってくる。
何度も言うが、この手帳術は製品を売りたいわけではないので、やったところで講師料以外の収入はミリも増えない。なんならより良い材料を求めて日々買い物が増えるので、利益重視ならとっくにやめている。
二兎物語。
今年、サブ素材の筆頭材料メーカーが倒産してしまったことによって、今までの形での講座は今年いっぱいにしようと思っている。
来年からは、ここの記事で補足コラムを書いていって、ゆくゆくは誰がどんな方法で始めても続けられる手帳術にしていこうと思っているのだ。
だが、あと最低3回の講座だけは日程も場所も確保しているので、全力で開催する。
そんな中、現在の講座の中身を時間内に効率よくお知らせするために、ポイントを確認すると大きく2つに分かれることがわかった。
1.瞬発力と柔軟性の「付箋」
まぁとにかく付箋が消費されるのだ、この手帳術は。何はともあれ付箋に書く、これに尽きる。そしてその「書くための付箋を用意すること」が結構大事なポイントとなっている。
使っていくとわかるのだが、自分の思考に合う付箋の大きさや書きやすい配置を会得すると、どんどん脳の記憶に使っていた場所が解放されて、いろんな新しいことができるようになる感覚が味わえるようになる。
2.持続性と確実性の「ログ(記録)」
月間カレンダーを用いるので、付箋を移動するだけで月単位の記録は自動的にできあがっていく。慣れたら、付箋を日付順に並べてリフィルに書き込んでいけば、付箋は捨ててもいい。
右利きの人なら右ページにしか書き込まないし、裏はスクラップ帳としていろんなものをマステ等で貼り込んでしまえばいい。自分が記録する内容の傾向に慣れてくれば、カレンダー込みで数枚のリフィルにその月の行動がまとまっていくだろう。必ずバインダー式を勧めるので、リフィルは取り外し可能だから、過去はどんどん取り外して保存していけば、年末まで持ち歩く必要もない。
閉鎖空間での戦い。
禅とか瞑想とか大きな話をするわけではないが、この手帳術でお伝えする「付箋の準備」が一種ストレス発散につながっていると思っている。
この手帳術では付箋を塊のままで使わない。一枚づつ剥がして、手帳の中に付箋を貼るリフィルをつくってそこにびっしり貼り付け、そこに書いていくのである。
重ならないように貼っていく作業は、最初「なんで?めんどくさい」と思うかもしれない。しかし、貼っている間にいろんなことを考えている自分に気づくかもしれないし、いっそ無になっていることもあるかもしれない。
一度に用意する付箋ページは1~2ページで充分なので、そんなに長い時間貼っているわけではないけれど、これが案外終わってみるとスッキリするのである。
なんなら一緒にスクラップに使うマステを切り貼りしておいてもいいかもしれない。
未来へのジョン・スミス。
いらんことはたくさん覚えているのに、必要なことが短時間ですっぽぬけるので、日々の記録というのは自分にとってとても重要な作業になる。
加えてめんどくさがりなので、少ない労力で大きな成果を求めてしまう。
そんな自分のために編み出した手帳術なので、少しのポイントを習慣にしてしまえば、まるで観察者がいるかのように、自動的に自分の行動記録がたまっていく。
そして、コロコロ好みが変わったり、突飛なアイデアが浮かんだとしても、やってみればいいのだ。うまくいくなら続ければいいし、また変わったらリフィル毎抜いてしまえばいい。
そのくらい自由度が高くふにゃふにゃしている手帳術なのである。
【おまけ】今年の手帳術講座は以下の日程です。
日時:2024年 9月21日(土) 13:30~15:30
2024年10月19日(土) 13:30~15:30
2024年11月23日(土・祝) 13:30~15:30
場所:ポンピイェハウス(札幌市中央区)
※場所詳細はご参加の方へお知らせいたします
人数:各回4~5名(材料準備の関係で要予約)
会費:3,000円(初回材料費込み、別途飲食費)
※リピーターの方はおまけ材料ありで別途料金設定いたします
※会場はカフェのイベントスペースですので、飲食の持ち込みはできません
お申込み方法:各種SNSにて「冴子風ケルト十字リーディング」か「天津冴子」でアカウントがあるので、メッセージやDMくだされば対応いたします。