「2024.03.31」週刊書評まとめ:古い羅針盤135章
先週の評点:
「ここでは祈りが毒になる」(〇):嶋中潤、「民主主義を疑ってみる ――自分で考えるための政治思想講義 (ちくま新書 1777)」(◎):梅澤佑介、「半貴石の女たち」(◎):魚住陽子。
「ここでは・・」と「半貴石」は、久しぶりの小説群。読み込むには時間が掛かるので、やや敬遠していたが、特に後半の「半貴石」では久しぶりに文学の世界を味わった気がした。又、「民主主義」も良本だ。不勉強な私などは、民主主義一択だったが、この本で自由主義や、社会、共産主義も呑み込んだ複合型政治が多様性に富み、強靭なモノなのかと感心した次第。流石、ちくま書房さん。間違いがない。
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