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「読解力」を鍛える読書

こんにちは。気功師の佐伯です。

この記事では、より早く本を読解する方法、アイデアを紹介しています。




初めはウォームアップを意識する

「温める」ことは知的活動にも必要な準備運動です。

読書が苦手…という方は、冬場の車のように「暖機運転」からスタートしましょう。

すでに自分の脳が「読書モード」に入ることが自然な人は、スッと一瞬で集中状態を構築できます。

集中すること自体が、「自然で当然な感覚」だとこうなりますが、慣れていない人は「気持ちを落ち着けること」を先に意識してから読書に入るという手順を繰り返すと良いでしょう。



文字は食べ物、残さず拾う(食べる)

読み飛ばし癖を自覚している人は上記のように考えてみると良いでしょう。

そして、以下のように分解して読書を捉えてみてください。

  1.  本に書いてある文字を正確に読み取る

  2.  正確に読み取った文字を脳に送る

  3.  脳に送った文字を再構築する


読書をしているとき、物理的な本でも、電子書籍でも、目の前に本や端末があります。

その本に書かれていることと全く同じ内容を、脳内で再構成すると考えてみてください。

拾い集めた文字を組み立てて、同じ本を脳内に作るという考え方です。

例えばスキャンしたデータの文書の文字が、かすれていたり、潰れていたら読みにくいですよね。

つまり「読めない=理解できない」です。


もう一度整理しておきましょう。

  •  目の前にある本の情報を正確に抽出する

  •  抽出した情報を脳内に再構築する

  •  できる限り同じ内容で再現する

これを本を読むたびに心がけてみてください。



見慣れぬ用語、文字列に出会ったら

読書に取り組むと必ずお目にかかります。

見慣れない用語、文字列、作者の造語や独特な言い回し、その分野においての専門用語など…

ここで目が滑ってしまっては、文字を残さず拾えません。

その本のメインテーマに迫ることも難しくなってしまうかも…


何が原因なのでしょうか。

おそらく、見慣れない、耳慣れない言葉だったと思います。

分解してみると以下のことが思い当たるのではないでしょうか。

  1.  音声で聞いたことが無い

  2.  自分で発音したことが無い

  3.  自分で書いたことが無い

読み書きして、使った経験が少ない言葉だということですね。

こういった要素を持つ言葉が世界にはたくさんあります。


対策はとても簡単です。

それまでリズムよく読めていたとしても、初見や馴染みのない単語が出てきたら、読書スピードを落として「しっかり発音」しましょう。

黙読であっても、見慣れぬ単語や用語は、発音、発声をしっかり意識して脳に刺激を送りましょう。

きっとその本の中で何度か出てくる用語でしょうから、初めて見たときにしっかり発音を意識しておけば、読み進めていくほどに記憶に染み込んでいきます。



ドーパミンの流れをイメージする

ここからは少しずつ気功の考え方を導入していきます。

僕自身が本を読む際に一番重視していることは、脳にドーパミンが流れている状態を維持することです。

どうしてドーパミンを意識するのかといえば、継続が厳しくなるからです。

読書において、一番の悪手は以下の二点です。

  1.  読書に苦しさを感じる

  2.  読書中に窮屈さを感じる

それを回避するために、気を用いてドーパミン経路を刺激します。

少しイメージを使ってみましょう。

脳の中央下部あたりから、脳の前方部に向かって伸びる矢印をイメージしてみてください。

脳の中央下部から、おでこの方に矢印が集まってくるイメージです。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/openclipart-vectors-30363/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=153550">OpenClipart-Vectors</a>による<a href="https://pixabay.com/ja//?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=153550">Pixabay</a>からの画像

ご存じであれば、A10神経を想像すると良いでしょう。

矢印(←)の形をイメージしてみると、エネルギーの向き、方向を想像しやすくなります。



目の上の階の住人をうまく使う

次は自分の脳を「目の上の階の住人」として扱います。

「目の前に広がる視界」の上に自分の動力機関があると考えます。


今、この記事を読んでいるあなたの目の上の階に、あなたの動力の源である脳が鎮座しているのです。


もし読書中に、目がしょぼしょぼしたり、眠くなったら、ふたたび脳にドーパミンが流れるイメージを描いてみましょう。

先ほど紹介した、脳の前方部(おでこ)へ伸びる矢印のイメージです。

眠くなるのも、読書に対して自分の脳が出せるドーパミン量が下回ったために起きた現象だと考えます。

なので、再度意識して、脳の中心部から脳の前方部に向かって矢印を描くイメージを持ちます。

エンジンに燃料が供給されると車が動くのと同じように、前頭前野にドーパミンが供給されると再び本が読み込めるようになります。


どうしても辛い、しんどいという場合は、いったん読書をやめましょう(笑)

5分読んだら1分目を閉じるなどのように、筋トレのセットをこなすように本を読んでみるのも悪くありません。



まずは100、ゆくゆくは1000をスタートラインにする

現時点で、上記のワークをやってみて出せるドーパミンの値を100としましょう。

そして、日々、1割ずつ向上させていくと考え読書に取り組みます。

110、120と1割ずつ上げていき、まずは200まで行きましょう。


先ほどの矢印のイメージを描いてから本を読んでみて、多少なりとも快適さを感じられていることが前提です。

快適だという自覚があると、鍛えて高めていくメリットを実感できます。

「ドーパミンを流すイメージを持つと読書が楽に感じる」という経験を日々積んで、ポジティブな記憶として強化して行きます。


それが理解できたら、あとは200をベースにし、300をベースにして、どんどんベースラインを引き上げていくだけです。

際限を設けずに、読書でドーパミンを流す訓練に取り組んでみてください。


画像の引用元:pixabay
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