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  • リラックス練習帖

    セルフトレーニングで「深いリラックス」を体得するために必要なことは何か、という視点で書いた記事をまとめています。

最近の記事

本を早く理解する:五感情報の理解

どうすれば本を早く読めるのか… 速読法や多読法などの書籍でテクニックを学んだ方もいると思います。 これから僕がお伝えする方法には”即効性”はありませんが、1年通して実践してもらえるなら確実に読める本のレベルを上げることができます。 僕も学生時代には専門書を読み解くのに苦労した人間の一人でした。 20代の中盤頃から、ようやく社会学系統の本ならスムーズに読めるようになりました。 この時期に心がけていたことは、読んでいる本の中でわからない単語は書きだしておくことです。

    • 身体の力を一気に抜くことはむずかしい

      こんにちは。気功師の佐伯です。 気功全般において「リラックスできること」は必須事項です。 リラックスはポピュラーな言葉ですが、実践していくうちに成長の壁にぶち当たります。 ちなみに、自分の心身のリラックスが不十分なまま気功に手を出すと、頭がパンパンに腫れるあがる感覚に陥ることがあります。 慢性的な頭痛に苦しむでしょう。 もちろん悪化すれば、「気を出そう」と試みるだけで頭が痛くなりますし、無理に続けると深刻なダメージを負いかねません。 どの段階であっても、どの習熟度

      • 「少し」のリラックスから「深い」リラックスへ

        こんにちは。気功師の佐伯です。 気功のレクチャーではリラックスのやり方、リラックスの深め方についての話題がたびたび出てきます。 特に、難しい話題に触れたあとは「リラックス」や「手から気を出す」など基礎に戻っておいた方が、より安全に知識を運用できるでしょう。 リラックスは脳のパフォーマンスを最大限に引き出すための必需品です。 学校の勉強でも資格の勉強でも、知識や技能に関する勉強でも、脳を使うすべての行為はリラックスが上手にできる人ほど高い成長率を発揮します。 耳慣れた

        • なぜ「気の玉」なのか説明できるか?

          こんにちは。気功師の佐伯です。 こちらの記事では気の玉の作り方を説明しました。 でも、疑問もわきませんか? そもそも、なぜ気の玉、つまり「玉」や「ボール状」にするのでしょうか? それ以外の形はありえないのでしょうか? この問いに答えるためには、どういう用途で、どういう意図で「ボール状」にしているのかを考えられるようにしましょう。 例えばこんな用途でしょうか。  ボールの状態で体内に留めておくイメージを作るため  体内に「入れる」感覚を強くしたいから 意図と用

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          2本

        記事

          「読解力」を鍛える読書

          こんにちは。気功師の佐伯です。 この記事では、より早く本を読解する方法、アイデアを紹介しています。 初めはウォームアップを意識する 「温める」ことは知的活動にも必要な準備運動です。 読書が苦手…という方は、冬場の車のように「暖機運転」からスタートしましょう。 すでに自分の脳が「読書モード」に入ることが自然な人は、スッと一瞬で集中状態を構築できます。 集中すること自体が、「自然で当然な感覚」だとこうなりますが、慣れていない人は「気持ちを落ち着けること」を先に意識して

          「読解力」を鍛える読書

          站樁功のすすめ

          こんにちは。気功師の佐伯です。 この記事では古くからある気功法の站樁功について紹介します。 負荷の掛け方にコツは要りますが、1日5分のトレーニングで十分に効果が見込めます。 日々の習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。 站樁功のポーズは単純で、さらに負荷の調整が非常に簡単です。 膝や足首を痛めている人はほぼ立ち姿のままの状態で気の考え方を学ぶこともできるでしょう。 「頭も身体もガンガン鍛えたいぜ!」という方は、記事内で紹介しているやり方を実践してみてください

          站樁功のすすめ

          cosmo_dive

          自作の変性意識生成用BGMです。 (iOSアプリ版のGarage Bandを利用して制作) 試験的にアップロードしているため若干音質を圧縮しています。

          手から気を出すをマスターしたい人へ

          こんにちは。気功師の佐伯です。 気功と言えば、手から気を出すイメージがあるでしょう。 北斗の拳とかドラゴンボールで雰囲気は伝わると思います。 実は、ただ気を出すだけで良いなら念じれば勝手に気は出ます。 用途もなく、ただ出すだけなら誰でもできます。 気にはいろんな情報を載せることができますが、誰もが見聞きし、経験したことがあるものは「感情」です。 「怒気」という言葉にもあるように、怒りの感情が部屋中にまき散らされるといったら思い当たるのではないでしょうか。 例を挙

          手から気を出すをマスターしたい人へ

          火の瞑想

          こんにちは。気功師の佐伯です。 火のイメージ、火の記憶を用いた、簡単な瞑想法を解説します。 「明るさ」を、快い感覚や安心感に結び付ける練習としてお使いください。 さて、僕らは今感じている体感に比べて、「差」を感じたときに体感を覚えます。 簡単な例なら、何も口にしていない状態から食べた甘いもの。 そして、甘いものを食べたあとのしょっぱいもの。 基準点となる状態から大きく異なる体感を得ると、鮮明に記憶に残ります。 火の明るさと安心感も体感の差を利用して覚えましょう。

          火の瞑想

          want to図鑑

          こんにちは。気功師の佐伯です。 幼少期のwant toを思い出しやすいように画像付きの記事を用意しました。 ワーク帳としてお使いください。  積み木 積み木を、手で、指で触ったときの感触は思い出せますか? どんな部屋で遊んでいましたか? 積み木を積むときの音、感触など思い出しつつ、夢中だった感覚を思い出してみましょう。  パズル 時間が経つのも忘れて没頭した方もいるでしょう。 パズルのピースも手触りや、パズルがぶつかり合う軽い音など… 思い出しやすいことか

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          「自分ならできる」と思うために

          こんにちは。気功師の佐伯です。 セルフヒーリングで髪の毛を増やしたい場合、「自分ならできる」と心の底から思わなければいけません。 いえ、どんな分野でも成果を得たいなら、「できない理由」を考えるのはNGですね。 さて、「自分ならできる」と思うプロセスについてです。  根拠なく「自分ならできる」と思う  「できない理由」をひとつずつ潰す 1は乱暴なようですが、何事においてもスタートの反応が良くなるので「最も望ましい方法」として覚えておいてください。 ゴールが大きくな

          「自分ならできる」と思うために

          気功で髪の毛をとりもどす手順

          気功で頭髪を生やすことは可能なのでしょうか? 「条件を揃えられれば」、誰にでも可能です。 そんなに難しい話でもありません。 髪が生えてくる頭皮のイメージが作れれば良いのです。 「これから自分の頭部に、髪の毛が生えて毛量豊かになる」 今の自分がどんな状態だったとしても、このように思える心理状態に誘導できる条件を整えていく方法を考えてみましょう。 ここで優先すべきことは、「自分の頭皮に髪の毛が生えてくる」よりも、「毛量豊かで元気で健康的な頭皮」をイメージすることです。

          気功で髪の毛をとりもどす手順

          ゴール世界を自分に刷り込んでいく方法

          こんにちは。気功師の佐伯です。 ゴール設定には2つの工程があります。 自分のやりたいことを決める そのやりたいことを自分にインプットする この2つです。 やりたいことを決めるのは簡単です。「やりたい」か、「やりたくない」かを吟味すればいいだけです。 一方、インプットは少し手間が要ります。 そのやりたいことに対して、「もっとビビッドなイメージ」と「もっとビビッドな感情」を抽出しなければいけません。 ゴールを何にするのかは、すでに決まっていると思います。 ならば

          ゴール世界を自分に刷り込んでいく方法

          自分にバフをかける目標設定のコツ

          僕たちは2つ以上の目標に焦点が定まると、能力にバフがかかります。 いままでにこんな経験はなかったでしょうか。 「ふだんは仕事が忙しくて残業続きだけど、友達から週末に遊びに誘ってもらったら急に仕事がサクサク捗り始めた」 週末に楽しみな予定が入っただけで、「目の前の仕事を終わらせるんだ」と急にやる気が湧いてきたことはありませんでしたか? 今回は、結界という技法を用いて、上記と同じバフ状態を意図して起こしてみましょう。 ゴールの条件についての確認 さて、この記事を読んで

          自分にバフをかける目標設定のコツ

          気の玉をマスターするコツ

          この記事では「気の感じ方」、「気の玉」、「結界」のしくみについて知ることができます。 謎が多いと思われがちな気功も、ていねいに紐解くことで地に足をつけて実践することができます。 初めて学ぶとき、または知識の穴が無いかなど、ときおり確認のためにお読みいただくと新たな発見があるでしょう。 ご自身の気功学習に活用していただけたら幸いです。 1.気を流す、送る、入れる、そして感じる こんにちは。気功師の佐伯です。 気功では、気を使って心と身体をより良い状態への変化を試みま

          気の玉をマスターするコツ

          気功をはじめる前に知っておいて欲しいこと

          こんにちは。気功師の佐伯です。 気功では気を使用して、心身の不調を改善したり、不調の改善が済んだ心身をさらに強化するといったことができます。 両者ともアプローチは気を使うことで統一され、「気の操作」の範疇から出ることはありません。 不調の改善を「ヒーリング」と呼び、心身の強化を「鍛錬」や「トレーニング」と、何に対処するかで呼び名が異なるというだけです。 こういった記事に辿り着く方は、気功に興味を持っている人でしょう。 そしてゆくゆくは書物などを頼りに、セルフヒーリ

          気功をはじめる前に知っておいて欲しいこと