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ゴール世界を自分に刷り込んでいく方法

こんにちは。気功師の佐伯です。

ゴール設定には2つの工程があります。

  1. 自分のやりたいことを決める

  2. そのやりたいことを自分にインプットする

この2つです。


やりたいことを決めるのは簡単です。「やりたい」か、「やりたくない」かを吟味すればいいだけです。

一方、インプットは少し手間が要ります。

そのやりたいことに対して、「もっとビビッドなイメージ」「もっとビビッドな感情」を抽出しなければいけません。


ゴールを何にするのかは、すでに決まっていると思います。

ならば、優先して行うべきはゴールのインプリンティング(刷り込み)で、感じられる「感情のレベル」をちょっとずつ上げていく作業です。


あえて言っておきますが、「心地よい感情を味わうこと」がゴールではありません。

あくまでも、ゴールのための行動を起こし、実際にゴールを達成するために「感情の力」を活用しようという発想です。

誰もが「ゴールを決める」ところまではすでにできています。

行動の内容や熱量が微妙なものになるとき、だいたいはインプリンティングの作業不足が原因です。


もちろんこの話はヒーリングにも当てはまります。

ヒーリングでも内部表現書き換えでも、コーチングでも、「良くなった!」というイベントを起こそうとしますよね?

その「良くなった!」というイベントが起きたときの「正確な感情」を、できるだけ丁寧に抽出して欲しいのです。


もし、気功やヒーリングの結果に満足できていない場合、簡単に言えば喜び方が不十分なのです。


まだ起きていないことに対して、まるで達成できたかのように喜ぶというのは違和感を覚えるでしょう。


実は、似たようなことは旅行のガイドブックを使えばできます。

行ったことのない土地、あるいは国に旅行へ行った経験がある人なら、すぐに理解できるでしょう。

あなたが「はじめて訪れる土地」に旅行へ行こうと考えたとき、きっとガイドブックを読んで計画を立てたでしょう。


ガイドブックを読んで「まだ見ぬ土地のこと」を思い描いていたとき、あなたの心境はどんな状態だったでしょうか…?

これから訪れる地のことが楽しみで、わくわくしたでしょう?

でも、これって何か変じゃありませんか?


実際に現地に行ったこともないのに、ガイドブックの文章と写真を見て「ここに行ったら楽しそう」と思える。

まだ現地に赴いていないのに、「現地に行ったら楽しいはず」と、これから起きることに対してわくわくしていますよね。

予測であっても脳は強い臨場感で「楽しさ」を感じることがこの例でわかるでしょう。


ということは、アファメーションやヒーリングでやるべきこと、意識するべきことが見えてきます。


コーチングの場合ならアファメーションカードを用意して、そのカードの内容をビビッドに想像する。

気功の場合なら結界を作成して、結界に封入した内容をビビッドに想像する。

細かな部分に違いはありますが、共通点はたくさんあるのです。


結界を中心に少しSFチックな表現をすれば、結界の向こう側にはゴール世界が存在しています

ガイドブックを引き合いに出すと、旅行先の現地は遠く彼方の地ですが、ガイドブックからは現地についての断片的な情報が感じられます。


結界は「旅行先」、つまり「ゴール世界」の情報を感じ取ることができるツールです。

結界を通じてゴール側の気を感知して、徐々に増幅していくとゴール側の臨場感がどんどん上がっていきます。

ゴール世界に行くことに対して、わくわくする気持ちがどんどん強くなっていきます。


ガイドブックを読んでいるうちに、つまり、文章と写真から行こうとしている土地の情報を感じているうちにどんどん楽しくなっていくのと同じように行えばいいのです。


ちなみに、アファメーションカードや結界が記述するのは「過程に何があったか分からないけど成功した自分」です。

「過去や今の自分の能力」を反映して作った世界ではないとします。

この前提を踏まえないと、ガイドブックと同じようにわくわくするのが難しくなる人もいるでしょう。

イメージの限界を取り外すためのアイデアだと思ってください。


「なんて面白そうな場所なんだ」

このような感覚を自分のゴールに対して感じる必要があります。

アファメーションカードや結界の向こう側に広がっているであろう空間に思いを馳せなければいけません。


もし、自分に関することだとなかなかイメージが膨らまなければ、他人でやってみましょう。

他人の限界はよくわからないですから、練習にはもってこいです。

身内、恋人、子ども、友人、知人…

とりあえず「嫌いになっていない人」でやってみましょう(笑)


例を挙げますね。

うまーく気持ちを載せながら、できるだけ大きな声をイメージして読んでください。

「子どもが成功することを思いっきり誇らしく思え!」

「恋人が成功することを心から喜べ!」

「思いっきり声を上げて、最高の嬉しさに身を包め!」

いかがですか?

自分のことだと「自分の能力」を理由にイメージを下げるクセを克服する必要がありますが、他人のことなら徹底的に盛り上げられるでしょう。

いえ、他人だと「嫉妬」を克服しなければいけないかもしれません。

いずれにせよ、自分か他人のどちらかで感覚を掴む必要があるでしょう。


結界を「世界の仕切り板」だと思ってみてください。

そして、結界の向こう側には「ゴール側の世界が存在する」と考えます。

「結界の向こう側」にはとても良い空間が広がっているという認識が育っていくほどに、ゴール世界の臨場感が上昇していきます。

向こう側に恋焦がれる感覚は、自分の脳にゴールをインプリンティング、つまり刷り込みを行ううえでとても役に立ってくれるでしょう。


もちろん、結界の向こう側にゴールの世界が存在すると言っても、結界を使って物理的なワープをするわけではありません。

ゴールの情報を含んだ結界を見て、ガイドブックを読んで胸を躍らせる人の脳と同じこと引き起こしたいのです。

ゴール設定をもう一段深め、ゴールを決めたあとはゴールを自分の脳に刷り込む段階へと入っていきましょう。

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