カタリン・カリコ博士「ヒーローは医療従事者や清掃作業にあたる人たち」
カリコ博士「希望をもって欲しい」
ファイザーなどmRNAワクチン開発の礎となったカタリン・カリコ博士は、インタビューで「ワクチンを導入した国では効果が確認されている。希望を持って欲しい」と日本人に対して勇気づけるメッセージ。
発症と重症化を防ぐ「切り札」と期待されるワクチンの1つ「mRNAワクチン」に欠かせない技術を開発したことで知られ、世界的に注目される科学者、カタリン・カリコ博士がNHKの単独インタビューに応じ「ワクチンを導入した国では効果が確認されている。希望を持って欲しい」と日本の私たちに向けてメッセージを述べました。(NHK NEWS WEB)
本当のヒーローは感染のおそれのある最前線で働く人たち
そしてカタリン・カリコ博士は「私を『ヒーローだ』という人もいるが、本当のヒーローは私ではなく、医療従事者や清掃作業にあたる人たちなど感染のおそれがある最前線で働く人たちだ」と述べ、医療従事者だけでなく清掃作業にあたる人も「ヒーロー」だと。
カリコ博士は今回、NHKの単独インタビューに応じ「物事が期待通りに進まない時でも周囲の声に振り回されず、自分ができることに集中してきた。私を『ヒーローだ』という人もいるが、本当のヒーローは私ではなく、医療従事者や清掃作業にあたる人たちなど感染のおそれがある最前線で働く人たちだ」と述べました。
そのうえで、日本の私たちに向けて「接種が進んだ国では普通の生活に戻りつつあるところもあり、ワクチンの効果は確認されている。もうしばらく注意深く過ごさなければならないが、希望を持って欲しい」と述べました。(NHK NEWS WEB)
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カタリン・カリコ博士(写真)