コサキンが語る子供の頃の映画館と通じなくなった言葉
関根勤と小堺一機が、2022年1月20日放送のJFN「TOKYO SPEAKEASY」で、子供の頃の映画事情と、通じなくなった言葉を振り返った。
2人が子供の頃は、「テレビが始まった頃で、映画が“娯楽の王様”だった」そうで、週末に映画を観に行くのが普通だった。
2番館、3番館と呼ばれる、封切られた映画が公開されるロードショーが済んだ後、町の映画館で2本立て、3本立てとまとめて公開されていたそうで、「「燃えよドラゴン」と「ダーティーハリー」が2本一組でやってたのよ」と振り返った。
また、観に行く方も気軽な感じで、開始の時間も見ないで、というか時間表も出てなかったそうで、映画館に母親に連れて行かれると、「とりあえず入って観ちゃおう。観たところまでで帰ろう」と言われて入場し、1本目の後半から見て、2本目を見て、また1本目の前半を観て、観たところまで来たら頭の中でつなぎ合わせて帰ったという。
場内のルールについても、現在は10~20分過ぎると入れてはくれない映画館が多いが、昔は入る時間は自由だった。
昔は全員声を出していたそうで、全体が“応援上映”状態だった。
また、大人はタバコも吸い放題で、「モクモクの中で子供なのに観てたよ」と自由で、子供だった2人も「おにぎり持ってったりしてたよ」と持ち込みもOKだった。
つまり、3~4時間くらい映画館にいたそうだが、「若いから観れたね。楽しいし、好きだから」と振り返った。
当時は町ごとに1~2軒は映画館があったそうで、千葉県市川市出身の小堺は、洋画系と邦画系の映画館を行ったり来たりしていた。
若い人に通じない言葉
また、若い人に通じなくなった言葉を挙げた。
「バックスキン」
スウェード(細かくいうと違うという)
「コールテン」
コーデュロイ
「イタ飯」
イタリアン
「おニュー」
新品をおろす
「よそいき」
着飾る
「べべ」
洋服
「ゴム草履」
ビーチサンダル
「アベック」
カップル
「チョッキ(ベスト)」
ジレ
「トレーナー」
スウェット(トレーナーが和製英語で、スウェットが英語)
「コッパン」
チノパン(コットンパンツの略)
「コードバンのベルト」
硬い牛の革のベルト
「バンとジュン」
バン…アメリカンカジュアル
ジュン…ヨーロピアンカジュアル