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本日のおうちシネマ 「エデン、その後」と「バベットの晩餐会」
なんかもう、久しぶりに映画観て泣いた。
観てない事実に気が付いた時には既に心の中で泣いていた。ハァン1ヶ月も映画観てないなんてあり得なさすぎ。(金カムの摂取に忙しかったのでね...)
今日はロブグリエさまの「エデン、その後」とデンマーク映画の伝説「バベットの晩餐会」を。
エデン、は、まぁ大クセ映画ですよね。
アラン・ロブ・グリエが脚本を手掛けた「去年マリエンバートで」はわたしのオールタイムベストのひとつですけど、似たようなものでグリエの監督作品は置いてけぼりにされながらニヤニヤして観るものです。よね。
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モンドリアンな三原色の迷宮へ。
これ主人公がわたし好みのイケてる女の子じゃなかったら、くそくらえと言いながら途中で観るのやめてたかもしれん。
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もひとつグリエの「囚われの美女」は、はいはいマグリット〜な映画だったし、アートラバーには目の保養になるんじゃなかろうか、ってこういう映画は好きです。ここで作品の内容に大きな意味を見出そうとするような無粋なマネはやめたい。
そして「バベットの晩餐会」は...最初から最後までフォンテンヌブロー派の絵画を観ているような、静謐で美しすぎるヒンナ映画でしたわ。「ヒンナ」とは食事に感謝するアイヌの言葉です...。
登場人物、全員が良いひと。ほっこり人情と北欧の静かな大自然。そして美味しそうなごはん。こりゃワインも飲みたくなる。そう言ってわたしは冷蔵庫に赴きアイスを取り出した。観ていて気になった点と点も、きれいに繋げてすっきり終わらせてくれて。
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「芸術家は貧しくありません」
救われるなぁ。
ー自分の経験を
仲間の目を通して見ると
哀れに感じたからだー
って序盤の方のナレーションも好きだなぁ。
そういえば、昨日本屋さんでこの原作見つけて買おうか迷ってやめたワタシのおバカさん!今度買おう〜
うーん、今日も良い映画に出逢えて幸せだ〜。明日も休みだからまだ何か観るぞ〜。