見出し画像

【協力隊日記】自分を思い出す

昨年末に活動場所である幼稚園と教育センターがある場所を退去しなきゃいけなくなると知った。

年明けてすぐ、幼稚園の園長が突然辞めてしまった。それと同時にすぐ幼稚園を退去しなければならず一時的に教育センターに移動した。

配属先長や韓国人のボランティアの方が新しい場所を探してくれていた。

そして先週無事に契約完了し、今週少しずつ準備、片付けをして1/30に引越しをした。

この日が本当に本当に大変だった。
引越し業者はないし、人を雇うにもお金がかかるから自分たちの手でやらなきゃいけない。

椅子にしても机にしてもとにかく重すぎる。それらを階段使って一つ一つ下ろし、トラックに積み、また階段を使って搬入する。

肝心の男性の手が全く足りず、主力で頑張ってくれてた高校生も途中で背中を痛めてしまっていた。女子メンバーも退散し始める始末。いや、それでもめちゃくちゃ動いてくれてた。

そして引越し前にいらない物や使わない物は廃棄したくて分別したのに、全部取っておきたいエジプト人との攻防に敗北して全部見事に戻って来た。

夕方に幼稚園への搬入は終わったものの、センターの荷物を別の施設(屋上笑)に運ばなきゃいけなかった。
ただ重すぎる物ばっかりだったのと、もう日が暮れてしまうため先輩隊員と自分は帰らせてもらい、残りは配属先長が雇った男性メンバーがやってくれることに

(ねぇ、最初から雇ってよ笑)

翌日聞くと22:00までかかったみたい。

その日は疲れすぎて気絶するように寝た。


それから2日後、週明けから子どもの受け入れを再開するために先生2人、先輩隊員と自分の4人で朝から大掃除。
洗面台とキッチンは、専門?のお手伝いさんを雇ってくれていた。裸足で2時間くらい黙々と猛スピードで仕上げてた。すごすぎる。

【before】こんな悲惨な状態から
【after】ピカピカ

自分たちは各部屋の床、壁、天井などの掃除、荷物の搬入など。立ちはだかる蜘蛛の巣地獄や、訳わからない卵、たまに登場するゴキブリに半泣きになる時もしばしば。

そんな時は、子どもたちのためって呪文のように唱えて無理やり奮起させてた。

最後先生2人が買って来てくれて、みんなで食べたコシャリがめちゃくちゃ上手かった。

大疲労からの炭水化物補給最強


夕方に終わり、退散。
無事週明けから受け入れ再開できそう。
よかった〜

新しい通勤路



そして前々から予約してた、すずめの戸締まり

なんと、エジプトの映画館で日本の映画が見れるなんて!とすぐチケット取ったものの、いつもの流れで直前になりめんどくさくなるパターン。

朝から大掃除、連日の疲れとフラストレーションが最高潮だったから、もう行かないって思ってたんだけど、苦楽を共に乗り越えた先輩隊員が一緒に行く!!と。

結局半ばめんどくさい気持ちは残りながらも向かうことに。
※映画についてはまた次の記事で📝



自分はこれまで隊員の集まりごとに全く参加してなかったので、唯一交流があるのは同じ配属先で幼稚園所属の先輩だけだった。

普段から色々話すことはあったものの、特に年末から続いたトラブルを共有できる人がいることがありがたかった。

自分の行動範囲が一気に広がったのも先輩隊員の影響だった。
活動後、自分はいいです〜って断っても、いいから行くよ!!!と無理やり連れ出してくれた日も、結局自分が1番ベラベラ喋って楽しんで笑い転げてたな〜

自分のプライベートゾーンを曝け出すつもりは微塵もなかったのに、気付いたら色々話しててここにきてオープンになれる人ができたのはすごく嬉しかった(もうあと1ヶ月ちょいで帰っちゃうけど)


自分の中で考えてることを、言語化するって大事なんだって気付いた。長い間プライベートな話を人にしてなかったから、なんか恥ずかしかったけど笑

それと一個すごく良かったのが、めちゃくちゃ笑ってくれたこと。多分内容的に人によっては心配したり、悲しむことでもあるのかもしれないけど、その先輩隊員も最近赴任した新隊員も気持ちいい程にめちゃくちゃ笑ってくれた。

それで自分も笑えた、前は泣いてたことも、笑って話してるんだもん、同じことでも捉え方でこんなに違うの、だからいつでももう乗り越えられるはずだったのにそうしなかったのは自分だったんだな〜

嬉しいことが起きても1人だったら笑えないし、大変な時でも分かり合える人がいれば笑い飛ばせるんだ、結局全部捉え方なんだ

1人が楽!とか言いながら結局誰かといたくて、誰かと昔みたいにくだらないことしてしょうもない話をしたいだけなのかも


もうあの時とは違うからって、
そうやって決めつけて壁作ったのは自分だったのかも


最近自然体が戻って来たかも
かも、かも、かも🦆

いいなと思ったら応援しよう!