『減酒ブログ』を始めてみる。
『減酒ブログ』を始めてみる。
私、太田さえ、バツイチシングルマザーは
自宅で一人、相棒のぬいぐるみ「ペン・グイン」を証人にある誓いを立てている。
それは「20年以上に渡り何より恋焦がれ、何より悩まされ憎んだ己の悪しき”飲酒問題”と折り合いをつけること」。
そして「その様を、感情や容姿の変化などこと細かくnoteに書き記すこと」。
この2つだ。
きっかけは、自分の酒癖に辟易なんてもう何十周もしているがそれにプラスしてこの夏、複数の場所で複数の人から
「さえさんは、これからの10年に向けて自分を見つめ直して自分の軸を立てなければならないよ」と言われたこと。
漠然と、否、すぐに思った。
「酒、だよなぁ。。。。」と。
酒、酒、酒。飲まない人にはただの水分、だが飲む人にとってそれはドラッグへと姿形を変える。
お酒と麻薬で身を滅ぼした大正文藝の天才、太宰治は代表作、人間失格の後書にこう記した。
「私たちの知ってる葉ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて、あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも……神様みたいないい子でした」
自殺した葉蔵(太宰)を回想してバーのマダムが涙する見せ場だが
アル中がいい子になるの、それ死んだから!!!
カートも豊もhydeみんな伝説になったの、それ死んだから!!!!
なのであるよ。
この世に生を受け、ロックミュージシャンでも文豪でもない私の手元には10歳を迎える娘もいる。死んでいる場合ではない。
これから子を育てなければならないし、”誰かと生きる”選択をする日も来るかもしれない。
「さえさん、そんなけ飲んでて美を保ってるのん凄いですねぇ」そんな労りの声をかけてくれる友人も中にはいる。
自分でも思う、この10年”飲みまくりのわりにはなんとかどうにか器量も社会性もギリ保ててきていた”と。
それはありとあらゆるサプリを飲み、ジムで走りサウナで浮腫を取り、追い討ちでプラセンタの注射を打つなどありとあらゆる“飲むためのドーピング"をしているからであって己が一番わかっている。
「同じ感じで生きて次の10年は、ない」
ことを。
生きれば人は歳を重ねる。努力はする、だが重力はかかる。10歳の娘も20歳になる。騙し騙しは、もう通用しない。
誰に?ほかでもない私に。
私にできることは、まだ、ある。
そんなこんなで、ついに腹を括ったのだ。インスタグラムにも高らかと宣言をした。減らすだけで何も、一生酒を辞めるわけではない。
仲間と愉しむお酒の席は人生の楽しみの一つでもあるので辞めることはしないが、一週間7日毎日飲んで酩酊していたものを、まずは週に3日程度へと減らす。一日飲んだら一日空ける、人前で酩酊しない、といったゆるルールから始める。
飲まない人からしたらピンと来ないかもしれないが、それでも
①人前で酩酊しない
②酔った勢いでエモーショナルなポエムをSNSに投稿しない
③翌朝になって三角座りの状態で②を削除しては自己嫌悪に陥らない
④③を抱えてやりきれなくなり、また今宵もほんの4時間の酔っ払いワンダーランドのために酩酊
⑤結果、翌日を1日棒に振る
⑥orz→ ①に戻る
この6つが改善されるだけでも、大層な進歩なのだよ。
以降、お見知り置きを。私がこれから酒を減らす女、太田さえである。
本名にせずニックネームにしようかな?とも思ったがこの顔面をgoogleレンズにかけると本名出るわ出るわ、なので潔く本名にした。
こんなけ、顔出しでガンガンどやっているのだから、後には引けないだろうという大風呂敷を広げる意味合いもある。
さて
『なぜ、減酒ブログを立ち上げたか』だが。
健常に、常軌を逸する飲み方を知らない方はご存知無いだろうし知らなくても良い知識なのだが、じつはこの『減酒』という言葉はたいへんに画期的な言葉で。
なんと、ほんの10年前までは酒は”辞めるもの”で”減らす”という選択肢がアルコールの問題を抱える人々界隈には許されていなかったのだ。これが、私たち飲酒問題を抱えるものたちにとっての問題直視を妨げていた要因の一つ。
誰しもがピンと来る表現に変えようか。
「あなたは、甘いものが好きで好きでチョコとケーキとスタバのくりーむたっぷり乗った飲み物が好きで結果、20キロ太りました。あなたができる選択は【①一生甘いものを食べられない ②このままでいる】のどちらかでいっす!」
と言われているようなものだったのだ。①の選択を一生するなら、②でいいや、となってしまうよね。
それが現在は、【辞めなくていいよ、自分のペースで減らして、何より自分のことを大好きになりましょう】という「減酒」が世界的に認められている。
う〜ん、ほんの10年で良い時代になったものだ。きっと、私と同じように悩む人も多いはず。そんな、誰かのためになればいいなぁ。
最後に。私には目標がある。お酒をコントロールできる自分になって、この問題が付きまとう以上、誰に褒められてもずうっと拭いされなかった「自己肯定感の低さ」から解放されて
●本当の意味で自分を大好きになること。
●心身、穏やかで綺麗になること。
●大切な人を、大切にできる強い自分になること。
さあ、滑り出しの6日間は3日で飲むのを辞めれた。ちょっと、自分を好きになれた。
小さな一歩から、私も踏み出す。
あなたも、何かチャレンジしたいことがきっとあるよね?
心から応援しているよ。あなたのチャレンジもまた、聞かせてほしい。
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さえ減酒の誓い6日目
(飲んだ日数3日/完全飲まなかった日数3日)
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