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休職して気付いた「お金」のこと

病気療養のため休職している身なのですが、休職してから、これまで気にならなかったこと、気付かなかったことにたくさん気が付きました。このnoteでは、そんなようなことを幅広~く書いている気がしていますが、今日は「お金のこと」です。

私、いま29歳。新卒で今の会社に入って丸7年が経とうとしています。まさかのまさか、今、この歳で、病気になって会社から長期離脱することになるなんて、これっぽっちも思っていませんでした。これっぽっちも。だから、会社の福利厚生は「手取りいくらもらえているか」を給与明細で確認することと、住宅手当・社宅等がどのように提供されているか、くらいしか興味・関心がなかったし、確認してこなかったです。毎月、すんごい額を税金や保険料でさっぴかれてるな~、くらい。その、さっぴかれているもの(控除)がいったい何なのか、真剣に見たことも調べたこともなかったです。意識低すぎ、低杉ちゃん。これでも私、AFP会員で、かつ、CFPも2科目持っているんですよ。笑 どれだけ「試験合格のためだけに勉強してきたか」がわかりますね。お恥ずかしゅうござりまする。(思ってない)

そんな私がまさかすぎる展開で休職(正確には、病気療養)して、一番思ったことは、「会社の福利厚生に助けられている」ということです。具体的な充実度合いは会社によって異なるところはあるだろうけれど、医療費が結構バカにならないくらいかかってしまっている今、「健康保険まじでありがたい・・・」と思っているし、これも休職してから調べたのですが、長期の休職となると健保組合から「傷病手当金」ていうのが出るんですね。もちろん働いていたころと全く同じ額のお給料が手元に入るわけではないですが、極端に生活水準が下がることもない。これって、まじで安心するんです。。病気を治すにも、心の平穏、大事だから。もちろん、医療費はケチれないし。この時のために、あんなにさっぴかれていたのね、と思います。当時はぶーぶー言っていましたが、今思えば、助けられています。感謝。

あとは、これは今の自分には直接関係していないですが、万が一失業せざるを得なくなったときの「失業手当」とか。あと、「教育訓練給付金」も。自分のスキルアップを援助してくれるなんて、こんなありがたいことはない~!

それから、「どうやってお金を増やそうか」ということですね。休職する前も、これまでの貯金(ただの銀行口座の残高)が、少しまとまってあったので、どうにか安パイに増やせる方法はないだろうか~とぼんやり考えていたのですが、忙しくて行動に移す余裕がなかったのと、実際に資産運用している人に話を聞くと、みんな難しいことしか説明してくれなくて、ぶっちゃけちんぷんかんぷんでした。常識っぽく喋ってくるし。教えてもらっている手前、何も言えませんでしたが・・・。
せっかく(といういい方は超微妙ですが)休職せざるを得なくなったので、ゆっくり運用のことも考えよう、でも、いつ社会復帰できるかとか、給与水準がどうなるかとかが読めない、どうしよう、、と悶々と過ごしておりました。

そんな超グッドタイミングで、今日、読んだ本。これです。
『一生楽しく浪費するためのお金の話』著/劇団雌猫・篠田尚子

付箋の多さに引かないでくださいね(^O^)

正直言って、たぶん私、浪費家じゃないんです。ペットボトル飲料は基本通販で箱買いするから自販機やコンビニで買うことはまずないし(せっかちだから、時短も兼ねてる)、化粧品やスキンケア用品は最後の一滴まで使い切るし。衣服の物持ちも良く、超気に入ったものしか買わない(というか、クリーンヒットを飛ばす服がそんなにあらわれない)から、そんなにばかすか服を買うこともない。部屋着は楽天で買った激安ヨガパンツ(800円)とかだったりするし。好きなアーティストのライブとかも、なんだかんだで年に3~4回くらいしか行ってない気がする。ただ、「私、あんまり浪費してない」と自覚しちゃっている分、友人とのご飯とか旅行とか、「誰かと一緒」に「楽しいこと」をするときは、結構無頓着にお金を使ってしまうのです。露天風呂付のお部屋がいいな~、とか。マッサージも付けちゃおうよ~、とか。お寿司は回らないところ行くでしょ~、とか。路地裏のおしゃれレストランでディナーしたい、とか。あと、大切な友人の誕生日プレゼントはちゃんとあげたい。ちっちゃなところでいくと、横須賀線乗るときはグリーン車乗ろうよ、みたいな。だから、リアルの友人からは「リッチだな~」とか言われたりもしました。いいえ、そういうわけでもないんですよ。家で地味なんです。

でも、結果、プラマイゼロくらいでしたね。もしくは、プラマイマイナスくらいのときもあったかもしれません。要は、毎月の収支がどうなっているのかがわからないくらい、お金に無頓着だったのです。謎に節約家な一面も持っていて、でも遊ぶときはあんまりお金を気にしない。一つの銀行口座しか持っておらず、そこに給与が入り、クレカの請求額が引かれていく。飲み会では自分の分を現金で支払うから、現金の支出額もよく把握していない。まさに、何も考えていない状態。

だからこそ、休職して、いきなりお金のことが気になりだしたんですね。あれ、これまでと同じようにはいかないのかもしれない、、、と。
結果として、病気療養なわけで遊ぶお金は増えないのですが、それでも化粧品やスキンケア用品は必要だし、食費などの生活費も必要。一番かかっているのは医療費。全体としての支出は減りましたが、収入も減るわけで、お金への不安はありました。

この本、そんな不安を結構バッサリとクリアにしてくれました。
難しい本だったら寝るな~と思ってたのですが、聞き手役の「劇団雌猫」の皆さんが結構意識低めで(失礼)、私と同レベルなところから優しく易しく話を進めてくれるので、めちゃくちゃわかりやすかったです。
詳しくは、読んで~!!と言いたいのですが、とりあえず漠然とした不安しかなかった私が、明確に「これやろう!」と思ったことは、以下2点です。
①会社の確定拠出年金の運用指図内容の見直し
②つみたてNISAの口座開設

明日から、実行していくぞ~!!


Sae

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Sae
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