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誰かの美しさを目指す必要はない。〜コンプレックスは乗り越えるべきか?
今日のテーマはコンプレックスについて。
わたしは幼い頃からずっと、自分の瞳がコンプレックスでした。
色素が薄くて輪郭がぼんやりしていて、すごくきつい目をしている。
そう思っていたので、大学生の時サークルレンズに出会った時、本当に飛び上がって喜びました。そこから、もう10年以上サークルレンズをつけています。
でもある時、もういい年なのにサークルレンズってどうなんだろう?おかしいかな?
そんな風にざわざわした気持ちになってきました。
そうなるともう、『サークルレンズ否定派』の意見ばっかりが目につくようになるのです。
そしてどんどん、自分がすごく恥ずかしいことをしているような気がして、"ほんとうのわたし"じゃないものを身につけているものに違和感を感じてきました。
そして意を決して10数年ぶりにクリアレンズを買い、つけてみました。
でもつけたとき、!!!となって。胸が苦しくなって。
あぁ、だからわたしサークルレンズしたんだよ!と…。
でもメイクの仕方を変えたら似合うかも。
数日耐えたら慣れるかも。
髪色が明るいせいでぼやけてみえる??暗くしたらどうかな。
"ほんとうのわたし"になれるよう、しばらくこらえました。
でも、まったくのりこえられなかった。
どんどん気持ちが落ち込んで鏡を見るのも嫌になって、自分のことが嫌いになりそうでした。
ナチュラルな自分でいたいという選択をしている自分は好きなのに、
鏡の前のナチュラルな自分のことは全然好きじゃない。
コンプレックスって不思議なもので、他の誰かが見たらまったく気にならないのかもしれないのに、自分は心を全部征服されたようにそのことばかり考えて苦しくなってしまう。
大袈裟かもしれないけど数日、そんな暗い気持ちで過ごしていました。
でもあるとき思ったんです。
これ、乗り越えるべきなのかな?
と。
"ほんとうのわたし"ってなんだろう。
フェイクなものを全部取り去ろうとしたら、ヘアカラーだってできない。メイクもできない。まつエクやネイルだってそう。
わたしはわたしでいいじゃん。
コスメやお洋服は、もしかしたら嫌なところを隠すためで選んだのかもしれないけれど、結果としてごきげんになったりプラスのエネルギーであふれるなら、それが自分にとっての心地よい選択。それが、"ほんとうの自分"。
なんでそんな奇抜なメイク?変なファッション!似合ってない!こうしたらもっと素敵なのに。
他の誰かにそう言われたって、自分の大好きな自分でいられるならそれでいいと思うのです。
なんとなくじゃなくて、この自分が好き!と思って選択をしたのなら、誰がなんと言おうとそのなたが最高なんです。
あなたを一番ハッピーにできるのはあなただから。
自分以外の誰かが言う美しさを目指す必要はない。
自分にとって最適なタイミングで、その鎧を脱げる日がくるはず。
結局、今も私はサークルレンズをつけています。でもお守りみたいに、クリアレンズももっていて。いつかくるもしれない卒業できる時、どんなわたしに出会えるのか。そんな未来にワクワクしながら、きょうも"ほんとうのじぶん"を楽しみたいと思います。
さえ