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この美味しい日常をいつまでも        ー劇場版 きのう何食べた?ー

見出し、すべてが愛しいとか、いろいろ考えたけど、パンフレットを見て、これに勝るものはない!と確信し、そのまま使わせていただきました。笑   ”この美味しい日常を”に、この映画で感じるものすべてが含まれている気がして。この心の底からポカポカする感じ。


ーーー以下、ネタバレ含みますーーー

1.京都旅行

いやーたくさん笑ったなあ。ドラマのとき以上に笑顔が増えた気がするシロさん、段々と違和感を覚えるケンジ。                  言葉には出さないけど、二人の間に流れる空気が温かい。

仕事場でも、中村屋でも、みせない、二人のときにしか見せない満面の笑み。     

すべてが愛おしい。それに尽きます。笑

そして、オープニング。

 OAUさんの「帰り道」とスマホの画面が出てきた瞬間に、ドラマで好きだったところ、そのまま使ってくれているーー!!と声に出しそうになりました。  そして、映像は、ふたりの京都旅行。好きな人と、想い合う人と過ごす時間って特別だなあと感じ、いつの間にか、泣いてしまいました。

そして、事件が起きます、、。

MVもいいですよね、、。日常があって、生きていて、それだけで、いいんだと思えるんだよなあ。

2.完璧じゃない二人                               

この映画のテーマの一つに、素直に伝えることの大切さがある気がしていて。               シロさんは、真面目に生きていて、曲がったことが嫌い。                    ケンジは、シロさんと逆の性格。誰に対しても気さくで、シロさんとの暮らしを職場仲間に話す、オープンな性格。                      こんなふたりだからこそ生まれる、愉快な言葉のキャッチボール。                 そして、生まれるすれ違い。                             お互いを心配させたくないという優しい思いが一周回って、お互いを心配させる原因になってしまうことに、、。                       相手を想うことは、単純なことではない。いくら、心が通じ合っていても、お互いは違う人間。すべてを分かり合うことができない。だからこそ、私達は、想いが通じ合った瞬間に幸せを感じ、すれ違った瞬間に、疑惑の目を向けてしまう。そんな時間が過ぎることで、相手のすべてを分かり合うことはできないことがわかり、そんな相手のすべてを受け入れることができる。                                 この作品では、素直に言葉にして思いを伝えるという過程を挟んで、お互いの関係性がさらに一歩、進んだ気がしました。その過程を丁寧に描いた作品だと感じました。                           (ケンジのシロさんへの観察眼の鋭さも垣間見えました。笑)


君の大好きな物なら 僕も多分明日には好き
期待外れなのに いとおしく
忘れられた絵の上で 新しいキャラたちと踊ろう
続いてく 色を変えながら

この歌詞にすべてが詰まっている気がいます。

こういう、丁寧な暮らしというか、当たり前の日常を大切に感じる気持ち・大切な人を想う気持ちを大切にしたいと感じた作品でした。同性愛者の物語かつ、大切な人との物語だと思えたのは、西島さん、内野さんをはじめ、キャストの皆さんの演技の素晴らしさがあったからこそだと思います。         素敵な作品に出会えて良かったです。

ps.このドラマの感想を共有できる人、身近にほしい。笑            


あー愛しい空間。                                 今日も どこかで、シロさんとケンジが楽しくご飯を食べているのかな、、?

明日もステキな一日になることを願って!                       のっぽでした!

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