noteに感謝している3つのこと
noteに初めて投稿した日から今日で丸一年が経ったので、日頃noteに感謝していることを綴ろうと思う。
1. ブログに不向きな私でも続けられる
29年間生きてきて、何度ブログ系のSNSに挑戦したことだろう。
あらゆる名前で、あらゆるサービスに登録し、どれも一週間足らずで撤退。とにかく続かなかった。それはなぜか?
ブログの本筋を決められなかったからだ。
料理ブログ?育児?旅行?手芸?音楽?映画???
全部書いても良いんだろうけど、たいていの人は大枠を決めてブログページを作っていた。というかそもそもブログの利用登録の段階で訊かれる。
「主に何ブログとして利用しますか?」
その質問の下には、何十というジャンルがぶわぁーーっと羅列してある。
「恋愛/小説/育児/釣り/温泉/園芸/学校生活/舞台/野球/漫画……etc.」
え、選べない……。
で、結局無難な「日常」を選ぶけど、一般人の日常ブログなんてまず見てもらえない。各ジャンルごとにアクセス数ランキングがあったりして、新人は完全に蚊帳の外。書く気が起きない。終了。
広く浅くいろんなことをやりたがる私は、何か一つを極めるのに向いていなかった。
そんな私がnoteに出会って、初めて記事を投稿して、今日で丸一年が経つ。
毎日更新を目標にしたせいで最初は苦しんだけど、週一程度のペースに落としてからは好きなことを好きなように書いて楽しんでいる。
noteの良いところは、最初からジャンルを絞らなくても始められるところ。
旅行の話、育児の話、料理の話、ごちゃまぜにしてもタグを付けたりマガジンにまとめてしまえば後で見返すのも楽になる。
サイト自体がシンプルなのも良い。
目にうるさい広告が無いし、必要最低限な機能だけでスッキリまとまっている。
他のブログはデザインが気に入らなくて開く気も起きなかったりしたが、noteはそのシンプルさが心地良くて続ける気になれた。
そんなわけで、noteに感謝していることの一つめは、「飽き性で雑多なくせに機能やデザインにうるさい人間にも優しい」という点である。
2. 自分の中身とじっくり向き合える
noteを始めたおかげで、一年前と比べて文章を書くことへの抵抗がかなり軽減した。
毎日更新していた頃は何について書くか悩むだけで半日かかったりもしたが、今は逆に日常を過ごしながら「これ今度noteに書こう」と思って下書きにメモを残している。
「noteのために何か考えなきゃ」ではなく、「自分って日頃こんなこと考えてるんだな」という自覚をする方向に脳が切り替わったのだ。
自分には特別得意なことも深い知識も無いけど、苦手なことや浅い知識、経験の中でも気付きは生まれる。別にそういうのを書いたって良い。ここは自分が思っていたよりもずっと自由な場所だった。
noteの使い方の自由度の高さに気付けたのは、他のユーザーさん達のおかげに他ならない。
小説を書く人、風景写真を撮る人、過去の思い出を語る人。
どれも伸び伸びと綴られていて、読んでいてその人の人柄まで分かる。
そんな記事との出会いが楽しい。
この1年間に書いた記事は全部でぴったり150記事。
短いつぶやきも含めてとはいえ、思ったより多くて驚いている。
そして面白いことに、私は自分で書いた文章なのに中身を覚えていなかったりする。(旦那にはこの「忘れる能力」を「ホゲットホゲット」と名付けられている)(その話はまた別の機会に)(←と言ったことも多分明日には忘れる)
なので、今過去記事を読み返していて、自分の書いたnoteにうっかり感心してしまった。笑
初期の私、結構真面目やん……すご………
というわけで、自分でもびっくりした、ちゃんと書けてるnoteセレクションがこちら。
最近のnote記事からは想像も付かないくらい真面目。めっちゃ哲学、倫理推し。
今読み返して改めて、自分はこういうこと考える人間なんだなぁって認識できた。
普段、息子に振り回されて仮面ライダーの話したり毎晩人生ゲームやったりしてると忘れがちだけど、私にも「ママ」としてではない「自分」がいる。
次の一年も、そういう自分に気付いたら、じっくり心と向き合って真面目なnoteを書こう。
というわけでnoteに感謝していること二つめは、「自分の意見や自分の感性を文章化して、自覚していなかった自分と向き合える」という点。
3. 新しい挑戦につながる
これが一番嬉しかったことで、noteをきっかけにやったことが私に良い影響を与えている。
たとえば、この記事で「20代のうちにやりたいこと」を表明した一ヶ月後には、京都に行ってゴスロリ服を着ていた。
小学生の頃からの友人と、初めての二人旅。京都、ゴスロリ撮影旅。
めちゃくちゃ楽しかったし、今のコロナ禍では絶対に無理だったから、あのタイミングで行ったのが完全にベストタイミングだった。
やりたいことを言葉にして、自分の背中を押す。
noteを始めなければ思い付いてもいなかったかもしれない京都旅行は、まさにこの一年を代表する「noteに感謝している出来事」だ。
今改めて読み返すと、他は全然達成できていないことが分かったので、20代ラスト6ヶ月でどこまで実現できるか、また挑戦を始めてみようと思う。
もう一つ、noteでヘッダー画像を描くようになったことも、私を大きく変えた。
みんなのフォトギャラリーに投稿した画像は、これまでトータル50回以上使用してもらえたらしい。
芸術に関する才能皆無で、ほとんど褒められたことがない私にとって、こんなに自己肯定感が上がったのは初めてだった。そして純粋に、絵を描くことを楽しいと思えることが嬉しい。
また、私の画像を使ってくれた人のnoteを読みに行くのも楽しい。
それをきっかけにフォローさせてもらったり、過去記事も読ませてもらったり、新たなユーザーさんとの出会いにつながる。
そうそう、料理系のnoteも好きでよく見させてもらっている。
自分にもできそうなレシピがあったらメモしているし、オシャレな朝食画像なんかは見るだけで気分が上がる。
さらにこのコロナ禍において、自身のレシピ本の中身を全文公開してくれている方もいる。
世界のレシピが大大大好きな私にとって、こんなに嬉しいことはない。
とか言いつつ今のところまだ何も作っていないので、もう少し涼しくなって台所仕事が苦じゃ無くなったら作りたい。
そんなわけで、noteに感謝していることの三つめは、「やりたいことを実現するきっかけになったり、新しいことを始める原動力になる」ということだ。
まとめ
今日からnote生活は2年めに突入する。
たった一年で世の中の状況は大きく変わり、息子は急速に成長し、私の身にもいろいろあった。
noteに記録しておいたおかげで、忘れてしまったことも思い返すことができるので、noteの運営者様には大いに感謝している。
あと、書き留めておいた自分もグッジョブ。
これからも気の向くままに何の関連性も無いnoteを好き放題書かせてもらうつもりだ。
皆さま今後ともよろしくお願いいたします。
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