冬の部屋着選びは真剣に
二年前、旦那がクリスマスプレゼントだよ!と言って私にもこもこパジャマを買ってきた。
白地にパステルカラーの水玉がいっぱい書いてあって、ポケットに黒猫の刺繍があるパジャマ。
これをアラサーの子持ちに着ろと??
しかしこの離島でオシャレあったかパジャマを探し出すのは至難の業。仕方なく私はその可愛すぎるパジャマを着ることにした。
まぁ確かに着てみるとふかふかで暖かい......んだけど、寝ている間にボタンが外れて、お腹がめっちゃ冷える。
あと、急に人が来た時にこの格好で出られない。恥ずかしくて無理。
そもそもうちは自営業で24時間お客様と顔を合わせる可能性があるんだから、いつ呼ばれても大丈夫なようにしておかないといけない。
というわけで、二年着たんだからもういいよね....と、そっと捨てさせてもらった。
旦那には悪いけど、夜中寒さで起きるのも、玄関のチャイムが鳴って慌てて着替えるのも、結構なストレスだったのだ。
さて、それらの反省点を踏まえて、今年の冬は次の二点に重点をおいて真剣に部屋着を選ぶことにした。
1. そのままコンビニに行ける程度にパジャマ感のないもの
2. ボタンや金具のない、ちゃんとリラックスして眠れるもの
息子が保育園に行っている間に、一人でしまむらを徘徊してじっくり選んできたのが、次の2セットだ。
ダークグレー×ブラック
ハイネックっぽいスウェットは裏起毛で柔らか暖かい。
黒のレギンスも裏起毛で、ベロア素材なのが可愛い。普通のお出掛けの時にも着られる。
実際、この部屋着にコート羽織っただけで保育園の送り迎えすることもできるので、買って大正解だった。
ほんとズボラ極めすぎててヤバいけど、寒い朝の着替えしんどいから許してほしい。(ていうかこれパジャマコーナーじゃなくて普通に洋服コーナーにあったんだからむしろ何一つ間違ってないのでは?)
ブラック×ベージュ
ズボンはこれまたベロア素材。ポケットが大きめでスマホがすっぽり入るのがポイント。
裏起毛のトレーナーにはロッツォの刺繍入り。
トイストーリー3に出てくるラズベリー色のクマだ。
刺繍部分だけ大きく撮ったんだけど、後で見たらブレてた。
これを来てると息子が「このクマさん可愛いね」と褒めてくれる。
このセットもこのままアウター着て余裕でコンビニ行ける。
宅急便のチャイムにも飛んでいける。
とにかく冬は家にいる時間が長いんだし朝から晩まで部屋着で過ごしてもいいんじゃないか?と私は密かに思っている。
熊だって同じ毛皮着たまま冬眠するじゃん?
まぁそんなわけでこの冬の部屋着選びには時間がかかったが、結果的にはリラックス出来て外にも出られる合格ラインには達したと思う。
少なくともあのボタンがしょっちゅう外れる無駄メルヘンな乙女パジャマよりはずっっとマシだ。
最後に本当にどうでもいい話なんだけど、白地に水色のストライプが入ったロング丈シャツワンピースを試着したら完全に入院患者にしか見えなかったんだけど、あれってどうやったら着こなせるのか謎。
ボサボサな髪で眉描いただけの顔であれ着てコンビニ行ったら「えっこの人病院から抜け出して来たの??」って思われそう。
そんなことを考えていたとある夏の日を、しまむらの試着室内で思い出しましたとさ。