2020/04/22の放課後リディズバーズ

今日は僕とちもが21時からミーティングがあるってことでパパッとやりました!

リディズバは毎日面白いですね.今日ゲストでこられた中山さんはもう徳の高さが溢れ出ていて,人間力すご...と思って聞いてました.

中山勇魚さんはNPO法人Chance for Allで学童保育に携わっている方です.僕もよく公民館だったかの学童に混ぜてもらって遊んでたので当事者として聞けました.

早速簡単にまとめます.

今日のまとめ

学童保育の役割
 学校より長い時間預かる
 人格形成に大きな影響を与える
 クラス替えがなく,他学年でコミュニケーションを行う
 
課題
 政府としてお金がかけられていない
 約10万人のうちのほとんどが非正規・低賃金
  ←なのに役割は重要
 
いじめはないの?
  いじめとは何かを考えることが必要だけど,隠れるから悪質化する.子供の集まりなのでいざこざは普通によくあるけどおかしいことが起こったら大人も混じって話し合ったりすると子供たちは学んで自ら成長する.関わり方次第でいじめは防げる.

海外事例:
 オランダやデンマークでは学校で学童みたいなことをやっていた.教科教育は国語と算数のみでほかは遊びの時間みたいに.学年別にクラス分けも行わず,異年齢の小集団で3年間生活しながらお互いに交流を深める.

日本の学校現場:子供の暴力は全国的に増加傾向にある

学童でも遊びや喧嘩で怪我することなどがよくあるが,こういった失敗は子供の成長に必要.大怪我は避けなければならないが,多少の怪我は親に必要性を説明している.

国に民間保育所が認知されない
 点数制度を入れないと自治体は補助してくれないから
  →点数制度を入れると,民間独自の取り組みができない(点数は年齢ごと?)

予算がつかない現場
 学童で働いてる約10万人の八割は非正規で週五日フルタイムでも年収150万以下.国からは物資も何も支援がない.一方で600万人のうち130万人の小学生は学童に通っているというニーズがある.

中山さんのこだわり
 親御さんとのコミュニケーションを重視し,保護者を消費者にしないという理念がある.サービス提供ではない.保護者と一緒に子供を育てていくと考えているので,密に子供の成長について話したり年に2回保護者面談をしたりしている.

社会で子供を育てるためには何が必要なのか.
 まずは子供の比較評価をやめること.この学年ではこれができないといけないといった基準は個人の発達速度を無視している.少しでも成長していれば十分素晴らしいことで,それを褒めないと.子供の自己肯定感が低いのは比較評価のせい.生まれた年がほぼ一年違う子が同じ学年にいる状況では,発達の遅い早生まれの子たちがずっと褒められなくなったりする.
 あとは,地域社会で子供を育てるにも昼間に大人が地域にいない現状がある.仲介者役の大人がいなければ公園でボール遊びをするなと怒られ何もできなくなる.自分たちは子育てに関係ないという意識ではなくて,社会みんなで育てようという意識を持って欲しい.

「お互いが知り合うこと」
 うるさいかどうかは知っているかどうか.子供と大人,お年寄りが交流するきっかけさえあれば,地域で育てる土壌ができてくる.最近ではおじいちゃんたちが子供達が喜んでくれるかなと言いながらチョコバナナを作る機械を買ったりしていた.きっかけによっていつの間にか空気が変わってくる.

今日の放課後

はるき:僕も民間の学童に行ってた.めちゃ当事者目線で聞けた.

そう:僕も年齢制限あったからがっつりじゃないけど妹が行ったとこに行ってて(記憶が曖昧でよく憶えてないけど),当事者だったわ〜.今日はどういうとこが気になった?

ちも:点数制度入れないと国にも認知されないけど点数入れてもってとこかな.

はるき:地域にお年寄りと子供の間の大人がおらんとこにハッとした.確かにやばいなと...

そう:あと,長時間子供が家におるってのはやばいよね.僕なんかはずっとバッタ捕って遊んでたけど,外に出れないと浴びる日光量が足りなくて近視になったりするみたいだし.

はるき:まじっすか.

そう:らしいよ.台湾とかシンガポールでは子供の日照時間確保が義務付けられてた気がする.高い近視率を誇っているから.日本は最近調査を開始したばかりで,海外と比べて出遅れてる.

はるき:あ,そういえば地域の話聞いてる時に,不動産屋から聞いた話を思い出したな.隣人同士が壁ドンするのは互いを知らないから.だからまず隣同士を合わせるって.

そう:なるほど.僕が住んでる大学の施設では同級生から壁ドンされるって話があったけど(笑)
 学童行ってたけど教育とか地域の観点からちゃんと見てなかったわ.今日の話聞いて思い出して重要性に気づいたな〜.

はるき:海外の事例もっと調べたい.

ちも:今日もオランダとかの事例が紹介されてたよね.

そう:ああいう教育もいいよね〜.そういえば田舎とかの少人数の学校やとみんな成績良かったりするよね.僕の近くの山奥の学校の友人とか結構良い大学行ったりしてたわ.

はるき:あ,僕の知り合いもそう.少人数教育とかめちゃ強いよね.みんな国公立とか行く.ちもは大きいとこだった?

ちも:中学は1クラス40人が7クラスとかだった

そう&はるき:多っ!

ちも:高校は9クラスだったよ〜.全く同級生の名前覚えられないもん.

そう:いや〜,都会ってすげ〜.

あとがき

今日はあっさりと話して終わりました.

いや〜,でも僕も近所のおばちゃんに怒られながらボール遊びしてたから色々わかるな〜.あの頃はめっちゃ腹立ったけど,今考えてみればあのおばちゃん達も孤独でイライラしてたんだろうなぁ.

どうやって世代を超えた交流のきっかけを作るかが問われている気がしました.

さ,明日は地方創生の政策立案に携わる内閣官房の井上さん!
2年前かな,大崎上島の露天風呂で瀬戸内海眺めながら,井上さんとスタンフォード医大のポールと三人で話したの憶えてるな〜.

口滑らして色々と喋ってくれるのを期待して,明日もリディズバ観ましょ〜!

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(めちゃ毎日PRしてるけど関係者ではありません.)

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