自分らしさ
2021.02.27
随分、春の陽気になってきた。
少し街に人が戻ってきてる感じがする。
今年の桜の季節には
去年とは違った風景が見たいものだ。
季節は何事もないように巡っていく。
今をしっかり楽しみながら
生きていきたい。
改めてそう思った。
今日は
「無駄なコト」
子供の頃は
剣道をやっていた。
小学5年生からギターを始め、
バンドを組んでいた。
学生時代には、
建築を学び、
環境工学研究室で
エコ住宅や自然エネルギーを利用した建物の研究、
音響工学やホールの音場計算、
振動や音自身を物理現象
として学んだ。
バイトはPA屋さんで、
大阪市内の有名ライブハウスが
主な仕事場だった。
色んな事をして、あっちに行ったり、こっちに行ったり、、、
周りの仲間は、
一つの事をしっかりやって
ドンドン次のステージに進んでいくのを見て、
焦ったり、
自分を卑下したりしていた。
そんな中でフラメンコギターに出会った。
この道は、ブレずに真っ直ぐ進むと決めた。
そこから、
約30年、当初の目標は達成できたのかなぁとは思っている。
ここへ来て、今まで周り道だと思っていたことの本当の価値がわかってきた。
それができた理由が、正にこれだったのだと。
何かのスペシャリストとして、オンリーワンになるのはとても難しい。
しかし、
そこに他のジャンルや経験が入ることでオンリーワンになれる。
自分の場合、
剣道をやってきたおかげで、
静と動の緩急、相手の呼吸や間合い、タイミングやリズム、瞬発力や瞬間の爆発、残心(余韻)の重要性などの感覚を持っている。
これらは全てフラメンコに通じる。
音響工学で自然エネルギー、自然と向き合い、振動を研究したこと、
アルバイトによって、
お客様が聴く音を想像する感覚と責任感を
身につけることができた。
無駄に思えていた経験
それこそが、
今の自分、これからの自分を
助けてくれるものだったのだと思う。