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変動金利で借りた人が、いま確認すべき2つのこと

じわりじわりと、金利が上がっています。

そうなると、一般庶民がもっとも気になるのは、やはり住宅ローンの変動金利。現段階では7割以上の債務者が利用しているので、持ち家派の大半が当事者と言えるでしょう。

とはいえ、10年・20年と返済していると、その基本ルールも忘れてしまいがちに……。

そんな私のような方々のために、金利が上昇しはじめたいま、変動金利で借りている人が確認しておきたい2つのことについて、まとめておきましょう。

1.    いま返済何年目かを確認する

変動金利には「5年ルール」というものが存在します。これは返済開始から5年ごとにしか、返済額が変わらないというもの。

なので、5の倍数の年月にある人は、借入金融機関における変動金利の適用金利をいますぐウォッチ。毎年、4月・10月のタイミングで更新される場合が多いので、気を付けて。

2.現在の返済額の125%を計算する

変動金利にはもうひとつ「125%ルール」もあります。これは、適用金利がどんなに上昇しても、次の5年の返済額は、現在の125%までしか上がらないというもの。

現状維持か借り換えか、もしくは一括返済か――。その額を知っておけば、次の5年目に向けた、戦略を検討できるはず。

注意事項:上記2つのルールで、当座の返済額を抑えられたとしても、その間に上昇した金利の利息分はすべて返済義務があります。そうした、「未払利息」は、最後にまとめて請求されるので、気をつけて。

といっても、変動金利はさまざまな要因から、大きな変化は少ないと言われています。ですが、急激な変化が100%ないわけではありません。最低限の備えは忘れずに……。

※参考記事:「住宅ローンの金利が変わったら、いつから適用されるの?返済額はいつ変わるの?」(不動産・住宅サイト SUUMO)/「住宅ローンの5年ルールとは?メリットデメリットについて解説」(SBI新生銀行)


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