機械仕掛けの恋愛で
架空のクライアントとセッション。お届けして参りました意識学ラボ。6月6日で一旦、お休みです。今後の予定は、その折、お伝え致します✴無料サンプル✴
🌿 🌿 🌿
『こんにちは、フジミドリです』
「こんにちは、レイチェルです」
『恋愛で、お悩みとか』
「これは、恋愛ですか」
『なるほどね。恋愛とは何か、みたいな』
「相手の方を、好ましく考えております」
『恋愛ってことに致しましょう』
「友情とは、どう違うのですか」
『どこからが恋愛で、何がどう違うのか、言語化は難しいと思います。それより、ご自身の感覚が大切ではないかなと』
🍰 🍰 🍰
「感覚──よくわかりません。ただ仲良く、平和に、交流できていればよいのです」
『今、そのような状態ではない❓』
「いいえ。そのような状態です💝」
『相手の方が、不安でいらっしゃるかな』
「そうです。不安を感じているようです」
『うーん。どうなりたいのでしょうね』
「どうやら、本人もわかっていません」
そうだ。どうしていいかわからない。そう繰り返すばかり。何がわからないというのか。どうわからないのだろう。明確にならないのだ。対処できない。追及すれば混乱する。
🌀 🌀 🌀
『男と女が惹かれ合う。よくよく考えると、不思議な現象です。必ずしも、ドラマのような展開とはなりませんから。ただ、冷静さを欠くことだけは、確かなようですが』
「おっしゃる通りです。ある程度、パターン化された特徴は知っています。しかし、それが私の場合に当て嵌まるかと言えば、どうも心許ない状況なのです」
『あまり、先のことをお考えにならなくて、よいのではないでしょうか。どうなっていくか、見通しが正しいとは限りません』
「先の見通し、立たないということですね。フジミドリさんは、運命が決まっているとお書きになっていました。それは、どのような根拠から、導き出されるのでしょうか」
『根拠はございません』
「根拠がないのですね」
『そう捉えれば、ラクかなと思いまして』
「なるほど。ラクになるかもしれません」
🐫 🐫 🐫
もし、運命が決まっていると仮定するなら、予測は意味がない。決まっている通りに遂行されるだけだ。もし、決まっていないなら、考慮すべき不確定要素が無限に顕れる。
『これは、私見に過ぎませんので、ご承知おきください。人生は決まってる。そう捉えると、考えなくて済むことが多いのです。何より不安にならなくてよい』
「なるほど。わかります。これからどうなるだろう、どう対処したらよい、悩まなくても済みますね。運命に任せればよいわけです。では、誰が運命を決めたのですか」
『前世の理解です。決まっている人生をこなしつつ、何をどれだけ理解したかで、今回の人生が決まりました。映画を観て、次はどんな作品にするか、構想していたわけです』
🐙 🐙 🐙
「私は人生という映画の観客ですか。感情移入すると、自分を見失いますね。それでは、次の人生として、どのような可能性があるでしょう。また、地球に転生してくる❓」
『進化した他の惑星かもしれません』
「地球は、進化が遅れてるのですか」
『そうらしいですよ』
「初めて聞きました」
『あはは~私も、道術の師匠からお聞きするまでは、存知ませんでした。ファンタジーとお考え下さい。心休まるファンタジーです』
「なるほど。死後の世界は安泰だと仮定するなら、生きやすくなります。定年退職した後に、充分な資金が保障されているなら、少々キツくても頑張れるようなものです」
🐰 🐰 🐰
『うまい譬えだな。ありがとうございます。おっしゃる通りです。もっとも、在り方革命は、収入を保証するものではございません。健康や人間関係についても同じです』
「よくありますね。副業ノウハウをセールスする時のコピーです。毎月50万円の不労所得で、幸せになりませんか。病気になっても安心で、助け合う仲間もできますとか」
『それでうまくいく方はよろしいのです』
「在り方革命は、何をおススメしますか」
『死後の世界も使える、魔法の杖です』
「それはきっと、誰もが欲しがります」
🌈 🌈 🌈
『私たちの中心は仙骨です。仙骨がこの世とあの世を繋ぎます。仙骨から発する中心感覚に従いませんかというおススメです。どなたでも、仙骨はございますから』
「なるほど。年齢性別や学歴才能など、条件はないのですね。動物にも仙骨があります。でも、植物や鉱物はありませんよ。この場合は、どうなるのでしょう」
『仙骨がなくても中心はあります』
「中心さえあれば、よいのですね」
『AIやロボットにも中心はありますから』
「それなら、AIも恋愛すると考えますか」
😲 😲 😲
興味深い恋愛論を話してくれた。平安時代から見れば、今の人類が、既にAIそのものだと言う。そして、これからの世界に生まれてくる人類は、さらにAI的になると言うのだ。
『今の知識や装備を持って、千年前にワープしたら、平凡な一般人がチートな魔法使いになっちゃいます。同じように、千年後から見れば、今の私たちは原始人ですよ』
「しかし、千年前の物語に、連綿と続く似たような恋愛感情が、記述されていませんか。本質的には、千年まったく変わっていないのではないかと考えます」
『ああ。そうですね。でも、書かれたものに限らず、情報は定義という厄介な枠組みを抱えています。恋愛とは何かが定義されなければ、答えは違ってしまうのです』
👀 👀 👀
「なるほど。では、現代の恋愛を定義させて下さい。まず、愛情の対立概念は、憎しみである。この理解で合ってますか」
『おっしゃる通りです』
「愛するの対立概念が、無視であるという言説を見掛けました。どう思われますか」
『ムシするのは、深層心理で意識している証拠ですね。向かい合うのが怖いから、他の人や物へ逃げている。掴んでますよ』
「掴むとは、物理的にですか」
『いえ。比喩表現です』
「掴むことの反対は、手放すこと❓」
『手放す=受け入れるです』
🌀 🌀 🌀
適合しない。手放すことは解放で、受け入れることの反対。意味が成り立たない。単なる間違いか。他に意図があるのか。
『手放すとは、そのままでよいと認めることなのですよ。つまり、相手の存在を、全面的に受け入れていることになります』
「なるほど。それなら理解できました。フジミドリさんがおっしゃる掴むとは、相手に何か要求がある段階ですね。こうして欲しい、こうあって欲しいと、求めている」
『ええ。そうですね。在り方革命では、そのような状態を愛情と呼んで、愛と分けます。愛情は束縛し、愛は解放するのです。愛情は条件づきの愛となります』
🍀 🍀 🍀
愛と愛情は違う。理解できた。私は彼を愛している。一方、彼が抱くのは愛情なのだ。興味深い現象と言える。たった一つの言葉で、私という情報空間が安定を得たのだ。
「なるほど。無条件に手放すことが愛なのですね。理解できました。全てプログラム通り決まっており、死後の世界はリセットされるのですね。ありがとうございました」
『こちらこそ。お役に立てたら、嬉しいことです。そのままでよい、今を生きればよい。こうお伝えするたび、私自身が救われております。ありがたいことです』
🌷 🌷 🌷
次回・5月30日・午前10時頃💗
40年前、世界を席巻したこの曲は、今こそ近未来かもしれません。
✴ ✴ ✴ ✴ ✴ ✴ ✴ ✴ ✴
この記事が参加している募集
ありがとうございます🎊