人工猫、始動!
ネコトロニクスのまずは第一歩として猫の頭部を動かしてみました.
マイクロサーボ2つを3Dプリントした部品で組みあわせました.
技術的にはそこまで難しいことはしていないのですが、やはり実際動いてくれると感慨深いものがありますね.
猫を動かすということを思いついて、まずぶち当たった壁が"リアルな"猫を作るということ.
テクノロジーは日々パッケージ化されどんどん簡単になっていきますが(少し語弊があるかもしれませんが)、羊毛フェルトでリアルな猫を作るのは造形力、観察力が求められ、少なくとも私が生きている間に羊毛フェルトが自動化されるというのは考えにくい.
どれだけ滑らかな動きを表現できても、猫自体に本物のリアリティを見出せないと、圧倒的な存在感は演出できないと思い、死ぬほど猫づくりを練習しました.
活動を始めたのが2017年8月なので、およそ2年半、ついに猫に命が吹き込まれました.
とはいっても、今回はまだ設計に問題があり、
猫の頭部の自重を考慮していなかったため、重心が定まらず、角度や動き次第ではかなり震えてしまいます.サーボモータのハンチング現象です.
設計を見直したら、次は表情筋が動いたり、センシングをしてヒトとコミュニケーションをしたり…とどんどん天然の猫に近づけていく予定です.
乞うご期待ください.
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