京都文学賞に応募しました
5月12日に締め切られました、第4回京都文学賞への投稿をしました。前回とは違って、トラブルなく送れました。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
原稿用紙換算で200枚でストーリーを企画していましたが、330枚程度になってしまいました。中盤から終盤かけて話が細かくなってしまったので、枚数がふくらんだ格好です。ただ、ミッドポイント(作品の中間地点)の場所が話の転換点になっているので、バランスとしてはこれでよかったのかな、とも思います。
結果はあまり期待していません。今作も前作と同じでストーリーが複雑なために、(一次選考を担当する)書評家からは理解されないのではないかと考えています。最初からそのように考えていますので、一次選考で落ちたとしても、さしたる悔いはないですね。
というか、初っぱなから誤字と文法ミスをしているのを発見したので、まあ上記のことがなかったとしても厳しいですね。1次選考で落ちたら、誤字脱字を修正して別の賞に送ります。こればかりはどうしようもない。
それはともかく。
京都文学賞はこれまで3回開催されてきましたが、なかなかうまくいっていないようです。成功していないということではなく、想定外の結果が出ているということです。
第1回は普通に一般部門の作品が最優秀賞を受賞して書籍も出版されましたが、第2回と第3回はちょっと意外なことになりました。
第2回は一般部門から最優秀賞が出ませんでした。海外部門で応募された作品が一般部門に振り替えられて、最優秀賞を受賞されました。また、京都文学賞は基本的にエンタメ作品の応募、受賞が多いのですが、受賞作品は純文学だったところも異色でした。
第3回は出版化で予定とは違う動きが出ました。京都文学賞は一般部門の最優秀賞が出版化されるところが特徴です。けれども、受賞作品がいまだ出版化されていません。その一方、出版化が副賞となっていなかった中高生部門の最優秀賞が大手出版社から刊行しています。評判も上々です。
そして、第四回。またなにか波乱が起きるような気がしてなりません。
京都文学賞は応募点数は少ないですし、最優秀賞作品以外のクオリティは低い賞です。けれども、『鴨川ランナー』しかり『ちとせ』しかり、その回で最も優れた作品には高い評価がついています。今回も意外なところからずば抜けた作品が出てくる可能性がありますね。