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【詩】十末寸メランコリィ

罪を背負うというのはね

ある種の痲酔なんです

いばらに縛られれば

それが命を呉れます

つぶてにうたれれば

美しさがあらわになります


「もういちど、さあ、もういちど」

最期おわりまで撲つがいいよ」

ごらんなさい

光あふれているでしょう?

よしやあのきらめきのなかに

をなげ捨てたとて

(Shining in the east)


一羽の烏となり


(beyond them far)


どこまでも

翔んでゆけるでしょう

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