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【詩】おとぎ話

勿忘草も投げぬまま沈んだ確からしさ
来たときには沫になってて
ひとり生きているには怖すぎた
だから聞こえないはずの声を聞いたんだろう

魚を捕る人は皆わらった
あなただけは魚を抱き締めて、震えてた


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